
17日に札幌競馬場で行われる第61回札幌記念(GII、札幌芝2000m)には、昨年の桜花賞馬・ステレンボッシュ、今年の函館記念勝ち馬ヴェローチェエラ、大阪杯以来のレースとなるコスモキュランダらが出走予定。
ここでは、過去10年から予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
◆【札幌記念2025予想/特集】「GI馬ステレンボッシュに函館記念組が挑むスーパーGII」出走予定・枠順、予想オッズetc.
■函館記念組は着順がカギ
“スーパーGII”と呼ばれる一戦で抜群の相性を示す安田記念組とクイーンエリザベス2世C組。しかし、今年は両レースから参戦をはたす馬は不在となっている。そこで浮上するのが過去10年で2勝を挙げる函館記念組だ。
こちらの組を紐解くと、前走3着内馬の馬券内はわずか一度。函館記念→札幌記念の連続好走が難しい事実は見逃せず、3連対はいずれも6~9着から臨んだ馬だった。函館記念を制したヴェローチェエラより、6着アルナシーム、8着ボーンディスウェイに食指が動く。
・安田記念【2.3.1.5】・函館記念【2.1.1.30】・クイーンエリザベス2世C【2.1.0.2】・目黒記念【1.1.0.4】・大阪杯【1.0.1.6】・エプソムC【1.0.0.1】・オークス【1.0.0.0】・宝塚記念【0.2.2.5】・日本ダービー【0.1.1.3】・ジャパンC【0.1.0.0】・鳴尾記念【0.0.2.2】・ドバイシーマクラシック【0.0.1.6】・天皇賞春【0.0.1.4】
その他ローテで注目は宝塚記念組。勝ち馬こそ輩出していないが、馬券内率44%なら及第点を与えられるだろう。今年の該当馬はシュヴァリエローズとリビアングラス。同レース6~9着馬で絞ると【0.1.2.2】馬券内率60%まで好走率が跳ね上がることを考えると、妙味はリビアングラスにありそうだ。
■ステレンボッシュは過信禁物か
北の大地で復活を期するステレンボッシュはどうか。過去10年で前走ヴィクトリアマイル組は2頭とサンプルこそ少ないが、いずれも馬券外。該当馬のソダシ、クロコスミアとGI連対歴がある牝馬2頭ですら馬券内が叶わなかった点は気がかりだ。過信は禁物だろう。
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