
格闘技イベント「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」は27日、さいたまスーパーアリーナにて開催。
第1試合フライ級GP1回戦「元谷友貴 vs. ヒロヤ」は、元谷友貴が判定3ー0で勝利した。
◆ヒロヤ、“激しい打撃戦”で会場沸かすも敗北……元谷友貴は「すごくいい選手」と絶賛、フライ級GP制覇を宣言「僕がヒロヤくんの分も背負って優勝する」
■「自分のような凡人は人の2倍3倍やっていかないと生き残れない世界だと思う」
試合後インタビューに登壇したヒロヤは「悔しい気持ちでいっぱい」と口にし、敗れた要因については「2ラウンド目から元谷選手の(やりたい)戦い方になってしまった」と振り返った。
試合展開については「自分が警戒していた部分だったので、一番最悪な展開で負けてしまった」とし、「負けるとすればこういう展開……という想像通りのポジションが強くてラウンドをとられた」とJTTの元コーチを務めたビリー・ビゲロウ氏(米国)や朝倉海との分析通りの負け方となったと反省を語った。
1回戦から優勝候補のベテランと対戦したヒロヤ。5月4日の男祭りからの連続参戦となったことに対しては「この一戦だけを考えてやってきたが、やっぱり男祭りから2カ月で、そんなに甘いものじゃないなと。自分のような凡人は人の2倍3倍やっていかないと生き残れない世界だと思うので頑張るしかない」と静かに述べた。
また、実際に拳を交えた元谷に関して「打撃とテイクダウンのフェイントを散らしながらアッパー、フックで組み立てたテクニックがすごい」とベテランの技術力を称賛。同時に「自分としては正直もっと戦えるな、と自信になった部分もある」と吐露した。最終回ラストの打ち合いでは「このまま行って負けるんだったら思いっきり勝負してやろうと思った」とし勝機も感じていたと振り返った。
今後については「やっぱりあの人を超えるには、RIZINのチャンピオンになるには、自分の限界を自分で決めないで、ビリーに託してが自分はむしゃらにやるだけかな」とビリー氏と二人三脚で引き続き練習を積んでいくと語った。
一方で、勝利した元谷は試合後のインタビューでヒロヤを「アメリカに行ってさらに強くなっている」「打撃でもいっぱい狙ってましたし、自分にダウンとられても絶対に上を取り返すというか、ずっと上を取り返そうとずっと動いてたので極めづらかった」と評価している。この一戦が自信にも繋がったというヒロヤ。再起戦の行方にも引き続き注目だ。
◆「クレベルvs.朝倉未来」の勝敗予想まとめ 堀口恭司、平本蓮、斎藤裕ら25人の格闘家が選んだ勝ち予想は……