
7月31日(日本時間8月1日)にトレード期限が迫る中、各球団の動向に関する報道が過熱してきた。米地元メディア『ドジャース・ウェイ』は21日(同22日)、ドジャースの補強プランに言及。「マイケル・コンフォート外野手の代役候補4人」と題し、獲得可能性の高い選手たちを取り上げた。
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■IL入り多い投手陣の補強も必須か
ナ・リーグ西地区首位に立ちながら、21日(同22日)の試合を終えた段階で、直近10試合3勝7敗と失速気味のドジャース。22日(同23日)には救援左腕タナー・スコット投手が負傷者リスト(IL)入りするなど相変わらず故障者が多く出ており、まず投手陣の補強は必須の情勢。さらにラインナップの弱点とされているのが、打率1割台にとどまっているコンフォートで、不振を極めるこの左翼手の代役獲得も噂にのぼっている。
『ドジャース・ウェイ』は、ここまでの情報を分析。コンフォートの代役として、チームが獲得に乗り出す可能性の高い外野手4人を一挙に紹介した。
同メディアが一番手に挙げたのは、すでに大きく報じられているスティーブ・クワン(ガーディアンズ)。安打製造機の異名を持つ好打者について、同メディアは「このリストの中で間違いなく最良の選択肢。パワーヒッターというわけではないが、安定した出塁力と俊敏な走塁で、ラインナップの下位を勢いづけるだろう」と記した。
■ロバートJr.らの名前も
残る3人はルイス・ロバートJr.(ホワイトソックス)、セドリック・マリンズ(オリオールズ)、そしてジャレン・デュラン(レッドソックス)という顔ぶれ。
特に注目されるのは、ここに来てトレード市場の人気銘柄となっているデュラン。実はドジャースの同地区ライバルであるパドレス入りが有力視されており、同メディアは「デュランはトレード市場で注目の名前になりつつあるが、パドレスが積極的なアプローチを取っていると報じられている。今シーズンは全体的に長打力が落ちているが、スピードと強肩を持っており、打撃面でもコンフォートより価値があると言える。確かにドジャースよりもパドレス向きの選手に見えるが……」と寸評を加え、同地区ライバル同士の争奪戦に発展する可能性にも言及した。
トレード期限まで1週間ほどとなり、各球団は決断の時を迎えている。ドジャースは投手と外野手をダブル獲得するのが既定路線のようになっているが、果たしてどうなるか。目が離せないラスト7日間となる。
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