【関屋記念/危険な人気馬】実績最上位も「0.0.0.7」「0.0.0.6」と消しポイントが多数存在 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【関屋記念/危険な人気馬】実績最上位も「0.0.0.7」「0.0.0.6」と消しポイントが多数存在

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【関屋記念/危険な人気馬】実績最上位も「0.0.0.7」「0.0.0.6」と消しポイントが多数存在
  • 【関屋記念/危険な人気馬】実績最上位も「0.0.0.7」「0.0.0.6」と消しポイントが多数存在

今週はサマーマイルシリーズの第2戦、第60回関屋記念(GIII、芝1600m)が新潟競馬場で行われる。

今年は、悲願の重賞初制覇を狙うボンドガールが主役か。加えて、今年のNZTを制したイミグラントソングや、昨年のラジオNIKKEI賞覇者オフトレイルリフレーミングと、重賞ウイナーは3頭が参戦。そのほか、前走府中牝馬S2着のカナテープ、阪急杯5着のフォーチュンタイム、しらさぎS4着のダイシンヤマトなども虎視眈々。今年からハンデ戦に変更となり、例年以上に混戦に拍車をかけている。

そんな中、“最強の1勝馬”ボンドガールが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。

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■斤量や臨戦過程、血統、展開不向きなど、消し材料が多数

昨年の秋華賞で2着に入るなど、これまでに重賞で2着5回3着1回と、レベルの高さを見せているボンドガール。近2走は阪神牝馬Sでは末脚が不発に終わり5着、前走ヴィクトリアマイルは折り合いを欠いて16着に大敗と結果を出せていないが、重賞で戦ってきた実績はメンバー中、最上位の存在。初見参の越後路で、待望の2勝目を飾りたいところだ。

いまだ1勝の身であるが、GI2着などの実績もあり、ハンデは56キロが課せられた。牝馬であり、これは実質トップハンデの評価。負担重量が引き上げられた2023年以降、牡牝混合のハンデ重賞で、56キロ以上の斤量を背負った牝馬は【1.1.1.14】の成績。3頭が馬券圏内に入っているが、いずれも、斤量が上位の牡馬が混じる中での好結果であり、牝馬が実質トップハンデだった場合は【0.0.0.7】で、結果を残せていない。実績を残しているだけに、仕方ない面はあるが、斤量56キロを背負う点は決して好材料ではない。

前走ヴィクトリアマイルという点も、あまり歓迎できない。前走がGI組は【2.1.4.18】と、まずまずの好結果を残しているが、ヴィクトリアマイル組になると【0.0.1.7】で、16年3着マジックタイムの好走例があるのみ。さらに、ヴィクトリアマイル2ケタ着順からの臨戦では、23年ララクリスティーヌ(1人気9着)など、【0.0.0.3】と、人気を背負って裏切るケースが多く、間単に飛びつくわけにはいかない。

ダイワメジャー産駒の関屋記念との相性の悪さも見逃せない。同じ距離で施行される新潟2歳Sでは【3.2.1.10】、オープンの谷川岳Sでは【2.1.0.9】と、それぞれ強さを発揮しているが、関屋記念に限ると【0.0.0.6】で、一度も馬券圏内に絡んでいない。ちなみに3勝クラスの長岡Sも【0.0.0.14】と壊滅的な数字で、同産駒は特定のレースとのマッチングの悪さがあるのかもしれない。

今年から開幕週で開催される関屋記念。例年、開幕週の芝コースは、前が止まらない傾向が強く、逃げ先行タイプが圧倒的に有利。ボンドガールは10番手以下からの後方から運ぶケースが多く、展開面でも、開幕週は向かない可能性は高い。加えて、斤量面や臨戦過程、血統面など、推しにくいポイントが多く、人気ほどの信頼感や妙味はないと考え、少なくとも「頭」勝負は避けたい。

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◆著者プロフィール

石川豊●いしかわゆたか20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。

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