
エンゼルスの菊池雄星投手が25日(日本時間26日)、本拠地でのレッドソックス戦に先発登板。今季最多の12奪三振をマークするなど、7回を3安打2失点という好投で3勝目(6敗)を挙げた。防御率は2.79。エンゼルスは5ー2で勝利し、3連勝を達成。勝率を1カ月ぶりに5割(40勝40敗)に戻した。
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■変化球が冴えて12奪三振
1回は味方の失策も絡み、不運な形で2点を献上した菊池。しかし、その後はすぐに修正。2回、5回と3者連続三振に打ち取るなど、圧巻の奪三振ショーを披露した。結局、7回を投げて3安打2失点(自責点0)、1四球12三振という快投で、今季3勝目をマークした。
この日は直球のほかスライダー、カーブ、チェンジアップなどの変化球も冴え、奪った12個の三振のうち、決め球となったのはスライダー6球、カーブ3球、チェンジアップ2球、直球が1球だった。
菊池は試合後、好投の理由について「スライダーとカーブの両方をストライクゾーンに投げられるようになって、カウントを有利に運んだり、打者を仕留めたりできている。今はその2つの球種の使用割合はたぶん半々くらい。どちらが来るのか、打者を迷わせることができていると思う」と見解を述べた。
■スライダー以外も「自信」
また、バッテリーを組んだトラビス・ダーノー捕手も「以前は、彼が自信を持って投げられる球種と言えばスライダーだった。でも、今は自信を持てる球種が4つくらいあるから、どの球を選んでも問題ないし、組み立てやすくなった。打者を惑わせるのもずっと楽になったよ」とし、全球種をうまくコントロールできていると明かした。
この日奪った12三振は、昨年7月9日(同10日)のジャイアンツ戦で達成したキャリア最多の13奪三振には及ばなかったが、キャリア2位タイの記録。さらに、エンゼルス広報部のマット・バーチ氏は自身のXを更新し、「この試合を終えて、ユウセイ・キクチは3試合連続で9個以上の奪三振を記録しました。過去30年間でこれを達成した他のエンゼルスの投手は、ジョン・ラッキーとショウヘイ・オオタニだけです」とつづり、球団の歴史に名を刻んだことを伝えた。
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