
マリナーズのカル・ローリー捕手は21日(日本時間22日)、敵地でのカブス戦に「3番捕手」で先発出場。9回の第5打席に今季30号ソロを放った。
MLB公式サイトは、両リーグで大台一番乗りを果たした28歳の記録ラッシュに注目を寄せている。
◆【実際の映像】マ軍捕手ローリーが見せる驚異の量産ぶり MLB公式も賛辞贈る30号一番乗りとなる左中間への一打
■チーム75試合目で達成
前日に2本塁打を放ち、タイトルを争うヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手に3本差をつけたローリー。開幕から順調にホームランを積み重ねてきた28歳が大台一番乗りを果たした。
9回の先頭打者で迎えた第5打席、5番手ダニエル・パレンシア投手の4球目フォーシームを捉えたローリーの打球は角度41度で左中間へ。高々と打ち上がった当たりが速度97.9マイル(約157.6キロ)でスタンドインした。
ローリーは2試合連続弾となり今季のメジャー30号一番乗り。この日本塁打のなかったジャッジとの差を4本に広げる形で大台に乗った。
MLB公式サイトは「驚異的なローリーは30号で、スイッチヒッターによる前半戦の記録を樹立」と見出しを打ち記事を公開。オールスターブレイクの前にスイッチヒッターで30本塁打に乗せた史上初の選手だと紹介している。
さらに、ローリーはマリナーズの今季75試合目で30本塁打に到達しており、同サイトのサラ・ラングス記者によると2001年のバリー・ボンズ、ルイス・ゴンサレス以来の記録だという。
同リーグのジャッジやここまで25本塁打のドジャース、大谷翔平投手を上回る驚異的なペースで30号一番乗りを果たしたローリー。マリナーズの28歳捕手が前半戦に輝きを放っている。
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Cal Raleigh has his THIRD consecutive 30-HR season!
It's June 21st 🤯 pic.twitter.com/WGpZLvoFlv
— MLB (@MLB) June 21, 2025