
ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手が23日(日本時間24日)のパドレス戦で戦列復帰することが明らかになった。
2023年には、打率.337、41本塁打、106打点、73盗塁でMLB史上初となる「40本塁打、70盗塁」の金字塔を打ち立てたが、昨季5月26日(同27日)のパイレーツ戦で走塁中に負傷。左膝の前十字靭帯を断裂した。21年には右膝の前十字靭帯も断裂しており、本来のパフォーマンスをどこまで取り戻せるかに注目が集まっている。
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■1度目の断裂でも走力が低下
現在27歳のアクーニャJr.は、2018年にメジャー初昇格。左翼手を中心に111試合出場、26本塁打、OPS.918の好成績で頭角を現した。翌19年は中堅手として41本塁打、その後は右翼手中心に活躍するも、21年に右膝の前十字靭帯を断裂。デビュー直後は世代ナンバーワンクラスの俊足を誇ったが、故障から復帰後は同水準には戻らなかった。
MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』によると、アクーニャJr.の走力指標は2018年に「29.6フィート/秒」を記録し、全体19位にランクイン。21年の故障直前まで上位3%のエリートクラスだったが、復帰後の22年は「28.5フィート/秒」で、73盗塁を記録した23年は「28.0フィート/秒」と微減。昨季は「27.7フィート/秒」まで低下していた。
この時点でメジャー平均をわずかに上回る水準に。そして昨季、左膝の前十字靭帯断裂にも見舞われた。
一塁までの平均到達タイムは、メジャー7シーズンで4.1秒から4.46秒まで低下。ビルドアップの影響も考慮できるが、二度の大怪我でさらなる低下も懸念される。開幕7連敗から巻き返しを見せる、強豪ブレーブスの起爆剤となれるか注目だ。
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