
卓球の世界一を決める「ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会(個人戦)」は21日、女子シングルスの3回戦が行われる。世界ランキング6位の張本美和(木下グループ)は同53位の金琴英(北朝鮮)と対戦する。
個人戦初出場となった今大会で、金メダルをかけて戦う張本美。昨年アジアの舞台で対した天敵とのマッチアップ実現にWTT公式も関心を寄せている。
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■3種目で金メダル狙う16歳
張本美は1回戦でマルガリタ・ペソツカ(ウクライナ)相手に1ゲームを奪われたものの4-1で勝利。迎えた20日の2回戦ではユアン・ワン(ドイツ)相手に安定した戦いでストレート勝ち。今回木原美悠(個人)との女子ダブルス、松島輝空(木下グループ)と組む混合ダブルスでも出場を続けるなか、個人の戦いでも結果を残している。
そんななか、3回戦で戦うのが金琴英で、昨年のパリ五輪では張本智和(トヨタ自動車)、早田ひな(日本生命)ペアを破るなど混合ダブルスで銀メダルに輝いた。張本美は10月に行われたアジア卓球選手権の決勝で戦い、1-3で敗れた相手との再戦となる。
WTT公式サイトは昨年の戦いを振り返りながらこのマッチアップに熱視線を送っており、「2024年ITTFアジア卓球選手権決勝での劇的な対決から7カ月後、ハリモトとキムは再びライバル争いに挑むことになる」と記している。
記事内では16歳の張本美がすでにWTTシリーズで4度の優勝を誇るなど、すでに国際舞台で実績を挙げていることを紹介。そのなかで、「この激化するライバル関係のなかで、今回ハリモトが勝利のシナリオを書き換えるのか、それともキムが再び優位に立つのか」と注目の戦いになるとしている。
今回個人戦初出場ながら堂々たる戦いぶりで歩みを進める張本美。ダークホースと呼べる北朝鮮選手との戦いが実現するなか、昨年のリベンジ果たすことができるのか。
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