
米メディア『ジ・アスレチック』は8日(日本時間9日)、ドジャースのムーキー・ベッツ内野手に関する記事を公開。今季序盤の打撃不振について語ったベッツを取り上げた。
ベッツは開幕前、ノロウイルスによる体調不良で戦線離脱。急激な体重減少によりスイング速度が低下したと明かしている。
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■スイング速度を取り戻そうとするも……
『ジ・アスレチック』は同日、「常に完璧主義者のムーキー・ベッツ、バットスピードの向上に注力」と題して記事を投稿した。
ベッツは今季東京での開幕戦に出場予定だったが、ノロウイルスによる体調不良で急きょ帰国。体重が20ポンド(約9.1キロ)減少し、復帰後も打撃に悪癖がついたと同メディアに語ったそう。スイング速度の低下を取り戻そうとする過程で、バランスを崩したことが開幕序盤の不調の要因だったようだ。
ベッツは、同メディアに対して「自分の中では基準となるバットスピードの数値がある。毎日そこに到達しているか確認して、試合の準備ができているか測るんだ。でも(病気後は)その数値に全然届かなかった。元々健康でも平均よりは遅い方だけど、そこで体重が20ポンド減ってしまってさらに悪くなった。どうにかしてバレル(芯)を走らせなきゃという気持ちだった」と、心境を明かしたという。
■抜群のコンタクト能力は健在
MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』によると、ベッツのスイング速度は2023年が71.3マイル、昨季は69.0マイルでいずれも平均を下回る。年々低下している点も懸念していたようで、病気によりさらに拍車がかかったことが焦りに繋がったとのこと。
一方で同記事は、ベッツが誇るメジャー屈指のコンタクト能力は健在であると指摘。スイング速度も病気前の水準までは回復しており、「依然として非常に優れた打者には違いない。再び5フィート9インチ(約175cm)、178ポンド(約81kg)のスラッガーという稀有な存在に戻る可能性は十分にある」と期待を寄せた。
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