
4日に東京ドームで開催された「RIZIN男祭り」でMMAデビュー戦の篠塚辰樹を1RTKOで下した総合格闘家のヒロヤが7日、自身のYouTubeチャンネルを更新。
篠塚戦に向けた計量前の過酷な水抜きシーンをまとめて公開し、YouTubeのトレンドランキング5位に浮上した。動画は公開から21時間で約27.5万回再生を記録するなど注目を集めている。
◆【実際の映像】ヒロヤ、5.7kgの“壮絶”水抜き動画がYouTubeの急上昇ランキング5位に! ファン「格闘家へのリスペクトがとんでもなく増す動画」
■正しい水抜きの情報発信に意欲
ヒロヤは、計量前日の17時30分から水抜きを開始。過去最大となる5.7キロを落さなければいけない現状に「バリ憂鬱」としながらも、「切り替えていこうや!もう行くしかないんやから!」と腹を括り、JTTでコーチを務めるビリー氏と栄養士ら2人のサポーターとともに減量を行った。
カメラは身長164センチ、62.7キロから57キロまでの水抜きに密着。お湯に浸かり発汗したヒロヤは「しんどいマインドは5分前に捨ててきた!」とぐったりしながらも気合いの一言。湯から上がるとベッドに敷かれたアルミシートの上で横になり、上からアルミシートと布団をかけられた状態でさらに発汗を促した。1回目の水抜きで、1.55キロの減量に成功したヒロヤは「休まずそのまま行っとこ!」と2回目をスタート。
1回目よりも発汗が多いが「しんどいで普通に!」とキツさは変わらないと吐露。「フライ級の中では日本で一番抜いとるんじゃない?」というほど日本でもトップクラスに大幅な減量に挑戦しているヒロヤは、アマチュアやほかの格闘家からも水抜きを参考にしていると言われることが多いと明かし、「その人ら(栄養士)の仕事に支障が出んくらいで、公開していきたい」との男気を見せた。
■キツいときに浮かぶのは“周りへの感謝”
再びアルミシートを終えた3回目。お湯に浸かりながらぼんやりとしたヒロヤは「俺が命懸けでやってることを手伝ってもらえるって、心から感謝できるよな」とポツリ。「走馬灯みたいな、しんどい時ほど人のことを思い出す。しんどい時に助けてもらったな、とか」とし、「それが格闘技やってる醍醐味だと思う。苦しいキツい時間があるから思い返す。苦痛だけどそのなかに『いいこと』もあるよな」と周りのサポートやファンなどに対し感謝の思いを口にした。
計量前日に3回の水抜きを行ったヒロヤは、2.55キロの減量に成功。計量当日にさらに3度の水抜きを行い6回目で57キロジャストまで落としきり、サポートメンバーやビリー氏と抱き合い喜びを分かち合った。
この動画を見たファンからは「格闘家凄すぎだろ……」「努力が報われて本当に良かった。尊敬しかないです」「格闘家へのリスペクトがとんでもなく増す動画だ」など称賛とリスペクトの声が相次いでいる。
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