
メッツの千賀滉大投手が7日(日本時間8日)、敵地チェイス・フィールドでのダイヤモンドバックス戦に先発登板。6回89球を投げて2安打無失点4奪三振。5四球を与えたものの、尻上がりに調子を上げて今季4勝目を挙げた。
防御率1.16は、山本由伸投手に次いでナ・リーグ2位。日本のエース右腕たちが開幕から順調なスタートを切っている。
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■ソトとリンドーアが攻守で援護
この試合、千賀は立ち上がりから制球に苦しみ、初回から3回まで毎回走者を背負う展開に。2回裏には先頭のエウヘニオ・スアレス内野手を歩かせ、アレク・トーマス外野手に左中間を破られる一打を浴びたが、完璧な中継プレーで本塁タッチアウト。3回裏も先頭から2者連続四球。再三のピンチも併殺打などで要所を締めて、尻上がりに調子を上げた。
千賀の粘投を援護したのが、開幕序盤不調だったフアン・ソト外野手。6回表と8回表に2本のアーチで3打点の活躍。リードオフのフランシスコ・リンドーア内野手も2打点を挙げるなど、1、2番コンビでエースを手厚くサポートした。
MLB公式のメッツ担当マイケル・レイノルズ記者は、「千賀はマウンドにコーチが訪れてから別人になった。そこから6回までを無失点で投げきり、ファンの度肝を抜く粘投を披露した」と称賛。主砲のソトについても「開幕当初の不振を完全に吹き飛ばす活躍で、メッツの新たなスターとして存在感を示している」と、5月の巻き返しを称えた。
主軸とエースの活躍で試合に勝利したメッツは、貯金10でナ・リーグ東地区の首位をキープ。千賀は6回89球を投げて、2安打無失点5四球4奪三振。今季4勝目を挙げた。防御率は1.16をで、ナ・リーグトップの山本に次ぐ2位となっている。
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