
マリナーズのカル・ローリー捕手が2日(日本時間3日)、敵地グローブライフ・フィールドでのレンジャーズ戦で両リーグトップの11号、12号本塁打を放った。先月25日(同26日)には、6年総額1億500万ドル(約157億5000万円)でチームと契約延長した扇の要が、打撃でも抜群の存在感を見せている。
◆【動画アリ】山本由伸ヒヤリ、あわや“顔面直撃”の弾丸ライナーを好捕 公式称賛のファインプレー「171キロを奪い取った」
■左打席のみで魚雷バット使用
11号先制ソロ、12号満塁弾両チーム無得点の4回表、先頭で打席に入ったローリーは、相手先発ジャック・ライター投手から右翼スタンドへ先制の11号ソロ。続く5回表には、1死満塁で再びライターから右翼への本塁打を記録。真ん中低めのボール球、カーブを捉えた打球は今季12号グランドスラムとなった。
昨季34本塁打を記録したスイッチヒッターのローリーは、4月11日(同12日)から現在話題の「トルピード(魚雷)バット」を左打席のみで使用。直後に6試合で6発とアーチを量産し、本塁打王争いに参戦してきた。
ローリーは、地元メディアの取材に対し、左打席では長くバランスの取れた重量配分の魚雷バットで強打を重視。やや大味で、水平気味のスイングが特徴の右打席では、少し短く先端に重さが集中した従来の物を使い分けていることを明かしている。2本のアーチで両リーグトップの12号、捕手でも昨季ゴールドグラブ賞にプラチナグラブ賞と、マリナーズの中心選手として大車輪の活躍を続けている。
◆ドジャースとは大違い、マリナーズ経営陣の“出し渋り”に不満爆発 両球団所属のベテラン「儲かっているのに、彼らは金を使わない」