
メッツの千賀滉大投手は1日(日本時間2日)、本拠地シティーフィールドでのダイヤモンドバックス戦に先発登板。4回5安打1失点、3四球6奪三振の力投を見せたが、今季2敗目(3勝)を喫した。試合は4-2でダイヤモンドバックスが勝利。試合後、千賀はウイルス性胃腸炎にかかり、点滴を受けながらのマウンドだったことが判明した。
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■ブランドン・ニモも罹患
中5日で今季6試合目の先発マウンドに上がった千賀。4回87球を投げ切り、降板。5安打1失点、3四球6奪三振にまとめたが、2敗目となった。
カルロス・メンドーサ監督は試合後、チーム内でウイルス性胃腸炎が流行していることを明かした上で、ブランドン・ニモ外野手らがすでに罹患しており、「センガもその1人だ」とした。
指揮官によると、千賀は数日前から体調を崩し、ブルペンで投げられるかどうかも分からない状態だったという。結局、点滴を受けてブルペン投球を行ったが、「昨日まではどうなるか本当に分からなかった。彼が球場に来て、“明日は大丈夫だ”って言ってくれた。実際、今日も点滴を受けて、持てる力を出し切ってくれた」とし、登板可能かどうかギリギリまで見極めが続いていたことを明かした。
■「体調は決して良くない」
志願のマウンドとなった千賀は試合後、囲み取材に応じたが、その表情には明らかな疲労感が漂っていた。そして、現在のコンディションについて問われると「決して良くはない。ただ、先発の仕事として6イニングくらいは投げたかった」とコメントし、悔しさをにじませた。
メッツはこの日、フアン・ソト外野手に2本のアーチが飛び出したが、勝利には結び付かず、連敗。ナ・リーグ東地区で首位に立つが、ウイルスという見えざる敵が影を落としている。
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