
20日に中山競馬場で行われる第85回皐月賞(GI、芝2000m)には、無敗でホープフルSを制したクロワデュノール、同じく無敗の3戦3勝馬エリキング、きさらぎ賞1着のサトノシャイニングらが出走予定。
ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■共同通信杯組が4年連続で3着内馬を輩出
過去10年、共同通信杯組が【5.0.4.12】馬券内率42.9%。目下4年連続で3着内馬を輩出しているローテーションだ。同レース勝ち馬に限定すると【3.0.2.4】、単勝回収値は驚異の437。該当馬のマスカレードボールにとって追い風となるデータと言えそうだ。
・共同通信杯【5.0.4.12】・ホープフルS【2.0.0.4】・スプリングS【1.1.2.32】・京成杯【1.0.1.5】・毎日杯【1.0.0.6】・弥生賞【0.5.2.32】・若葉S【0.1.0.18】・朝日杯FS【0.1.0.2】・東スポ杯2歳S【0.1.0.1】・アーリントンC【0.1.0.0】・きさらぎ賞【0.0.1.7】
2勝で続くのがホープフルS組。年明け初戦が本レースのぶっつけ本番にもかかわらず、サートゥルナーリアとコントレイルが勝利を収めていた。前述2頭はいずれもキャリア3戦3勝での参戦、今年の該当馬クロワデュノールにも無敗の皐月賞誕生の期待が膨らむ。
意外なところでは、弥生賞組は過去10年で未勝利。同じ中山芝2000mだけに関連性が高いと思いきや、そうとは言い切れないデータが浮上してしまった。それでも2着5回なら及第点と言えるし、5回の2着のうち3回が7番人気以下によるもの。ホープフルS→弥生賞と当舞台で連続好走中のファウストラーゼンはここも人気盲点になりそうで要警戒。
■サトノシャイニングは過信禁物
過去10年の出走馬が30頭超えのスプリングS組の馬券内は4頭。エポカドーロ、リアルスティール、キタサンブラックと該当馬4頭中3頭が関西馬だった点は興味深い。皐月賞の前に中山競馬場を経験させたい、という陣営の意図があるのだろうか。関東馬に限定すると【0.0.1.18】はガクンと急降下しており、ピコチャンブラック、フクノブルーレイクにとっては厳しいデータとなってしまった。
サトノシャイニングに該当する前走きさらぎ賞組は【0.0.1.7】。唯一の馬券内は当日1番人気3着のサトノダイヤモンドで、芝外回りの京都と小回りコースの中山との関連性の低さが数字として表れてしまっている。中山経験もなく、過信は禁物か。
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