
総合格闘家の金原正徳が1日、自身のYouTubeチャンネルを更新。
30日に香川県で行われた「RIZIN.50」のサブメイン「鈴木千裕 vs. カルシャガ・ダウトベック」を振り返り、前王者・鈴木千裕に助言とエールを送った。
◆「RIZIN.50」で連敗を喫した鈴木千裕が24位に クレベル13位、金原正徳66位、平本蓮159位|世界フェザー級ランキング(2025年3月31日時点)
■「試合の展開を自分で作れる選手に」
サブメインでは、昨年の大晦日大会でクレベル・コイケに敗れ王座を失ったばかりの鈴木が6年間負けなしのカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)と激突。ストライカー同士の手に汗握る死闘の末、鈴木は判定1-2で敗れた。
鈴木と対戦経験のある金原は「本当に、ただただ良い試合だった」と回想。
鈴木はクレベル、金原、ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)‥‥とグラップラーとの試合が続いており、ダウトベック戦は「久しぶりのストライカーとの試合」だったが、金原は試合は予想よりも「ダウトベックの距離だった」と指摘。「寝技に入っていく引き出しがもう少しできるようにならないと、対世界になってくると‥‥」とし、鈴木には世界を狙うなら自ら寝技を仕掛ける術が必要だと語った。
また、「今は若いから“打たれ強さ”という資源が残っているけど、削り合いの試合がずっと続いてくると打たれ弱さとか、資源は枯れてくるので。(資源を)もっと大事にしていくためには、組める選手になっていかないとキツイ」とアドバイス。
第10試合でルイス・グスタボ(ブラジル)を判定で下した野村駿太を例に挙げ、「サブミッションが上手くならなくても、試合の展開を自分で作れる選手になれれば、本当にすごいい選手になる」とし、「ポテンシャルは高いと思うし、努力してるのもすごく分かるし、強くなってるのもすごく分かる。けど世界との差はすごい遠い。(今後が)すごい楽しみですね」と厳しくも愛のあるエールを送った。
■「今、千裕は頑張るときでしょうね」
一方で、復帰戦の相手に快進撃を続ける強豪を選んだことについては「ダウトベックを引く千裕がまたいいなあ。(確実な)勝ちを引かない、僕が好きなタイプの選手」と称賛。
「鈴木vs.ダウトベック」戦は大会のベストバウントだとし、「SNS合戦しなくても、これだけ盛り上げれるのは彼が築いてきたもの」「外国人天国にフェザー級はなってしまったけれども‥‥今、千裕は頑張るときでしょうね」と、フェザー級王座にまで上り詰めた鈴木を高く評価し、大きなプレッシャーにも理解を示しつつも背中を押した。
鈴木は大晦日にクレベルとのタイトル戦に敗れ王座を陥落。「最短でベルトを取り返す」と意気込み、連続参戦を決め6年間負けなし9連勝中のダウトベックとの対戦に臨んだ。鈴木が連敗を喫したのは2017年以来およそ7年半ぶりのこと。
試合後のインタビューでは目標はブレずに「チャンピオンですよ。時間がかかってもやります」と発言した一方で、「ちょっと一人になって自分を見つめ直してきます。しばらくじゃなくて、ちょっとだけでいいので、自分と向き合う時間がほしいです」と充電期間を設けたいとも語った。
25歳の鈴木はMMA戦績13勝(7KO、一本勝ち1)5敗。強豪がひしめくフェザー級で長くトップ戦線を走り続ける存在だけに、今後もタイトル奪取と対世界に挑戦する姿に期待したい。
◆「RIZIN.50」で連敗を喫した鈴木千裕が24位に クレベル13位、金原正徳66位、平本蓮159位|世界フェザー級ランキング(2025年3月31日時点)
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