
卓球の「WTTチャンピオンズ重慶2025」は15日、女子シングルスの準々決勝が行われる。世界ランキング6位の張本美和(木下グループ)は同2位の王曼昱(中国)と対戦する。
今大会ベスト8まで勝ち上がりを見せた16歳と世界2位の中国勢の戦いには、WTT公式も大きな関心を寄せている。
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■早田、大藤が中国勢にそれぞれ敗戦
張本美は今大会の初陣でTリーグ、木下アビエル神奈川のチームメイトの朱芊曦(韓国)に苦しみながらも3-1で競り勝つと、2回戦では世界ランキング13位のベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)にストレートで完勝を収めた。下馬評通りの強さを見せて勝ち上がってきた。
そんな張本美と対するのは王曼昱で、今大会では優勝候補のひとり。早田ひな(日本生命)が王芸迪、大藤沙月(ミキハウス)が孫穎莎と中国勢にそれぞれ敗れベスト8で姿を消したなか、張本美にとっては大一番を迎えることになる。
大会公式もこの戦いを注目試合に挙げており、「この16歳のセンセーションは重慶でさらに一歩前進することを熱望しているが、彼女の前に立ちはだかるワンマンユの存在によりその道は困難を増す」と世界2位の脅威に言及しつつ、「ワンにとっても昨年の重慶でタイトルを逃しているため、リベンジを狙っている」と王曼昱にとっても負けられない戦いになると見ている。
この試合に勝利すれば昨年10月の「WTTチャンピオンズモンペリエ」で大藤沙月(ミキハウス)に敗れて逃した自身初のチャンピオンズ制覇も見えてくるだけに、張本美にとっては最大の山となる。はたして、16歳が世界2位を下してさらなる躍進を遂げることができるか。
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