
開幕戦シリーズを控えたドジャースは14日、東京ドームでチーム練習を公開。選手たちは詰めかけた1万507人の観客が見つめる中、調整を進めた。練習を終えた選手たちは口々に、日本の印象やファンの熱狂ぶりについて語った。『The Athletic』など米メディアが伝えている。
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■使命は「日本をドジャーブルーに染める」
ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長は、2023年12月に大谷翔平投手と契約を交わした時、「日本をドジャーブルーに染める」ことを目標に掲げた。球団は今回の遠征で、それが達成されたと実感したかもしれない。
トミー・エドマン外野手は「ホテルや東京ドームの外にはたくさんのファンがいます。それに、東京のあちこちでショウヘイの顔を見かけます。街を歩いているだけでドジャースのグッズを目にするし、ドジャースが日本のチームになりつつあるような感覚を受けます」と来日後の感想を語った。
デーブ・ロバーツ監督も「(日本をドジャーブルーに染めるという)我々の使命はすでに達成されたと思う」と話し、ドジャース旋風が日本を席巻していることに自信を見せた。
公開練習を見守ったファンは、ほぼ全員がドジャースのユニフォームを着用。打撃練習に登場したフレディ・フリーマン内野手、マックス・マンシー内野手、ミゲル・ロハス内野手らがスタンドに放り込むたびに大きな拍手を贈った。
■「レアルやバルサのような世界的チーム」
ロハスは練習後、「今日の経験は本当にワクワクしました。日本で野球がどれほど愛されているのか、それを肌で感じることができました。(母国)ベネズエラの選手たちも日本でプレーしたことがあり、日本の熱気については称賛していましたが、それを実際に体験できて感動しました。こんな経験は今まで一度もなかったですね」とファンの熱量に驚いた様子。
また、マンシーも「練習でこんなに大きな声援をもらった経験はないよ。僕たちもちょっと楽しみながらやっていましたね」と笑顔を見せた。
中でも驚きを隠せなかったのが、フリーマン。息子のチャーリーくんに対しても声援が飛び、「これはすごくクールな体験ですね。ただの練習なのに、こんなにたくさんの人がスタンドに集まってくれた。私には聞こえませんでしたが、チャーリーは自身にかけられた応援の声に気づいたみたいです。きっと彼はその瞬間を目いっぱい楽しんでいたと思います」と目を細めた。
そして、ロハスは最後に「ドジャースは世界最大のスポーツ組織の1つになろうとしています。つまり、レアル・マドリードやバルセロナのような世界的なチームと肩を並べる存在になろうとしているんです。ドジャースは本当にそこに近づいていると思います」と話し、チームの躍進ぶりに胸を張った。
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