
米メディア『ドジャース・ネーション』は14日(日本時間15日)、「ロッキーズのオーナー、ベースボールを駄目にしたドジャースを非難」と題した記事を公開。近年豊富な資金力で大型補強を続けるドジャースに対して、ロッキーズのオーナーを務めるディック・モンフォート氏が苦言を呈したと取り上げた。
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■サラリーキャップ制度の導入を主張
『ドジャース・ネーション』によると、ロッキーズのオーナーを長年務めるモンフォート氏は「ドジャースは、何か変革が必要なことを示す最たる象徴だ」と地元紙に語り、ドジャースを痛烈に非難。「スポーツにはある程度の公平さがあるべきだ。今やベースボールの競争の不均衡は笑いを通り越すレベルに達している」と、苦言を呈したという。
モンフォート氏は、給与に上限を設けるシステム「サラリーキャップ」を強く推奨しているとのこと。コミッショナーのロブ・マンフレッド氏が何度も取り上げてきた話題でもあるが、選手会側の猛反発は必至と見られている。現在の労使協定が期限を迎える2026年末には、最大の争点となるに違いない。
1993年に球団が設立されたロッキーズは、ドジャースと同じナ・リーグ西地区に所属。2018年以降はプレーオフに進出しておらず、世界一の経験はなし。昨季は3年連続最下位に沈み、強豪揃いの西地区で完全に蚊帳の外だった。米データサイト『FanGraphs』が算出した今季のプレーオフ進出確率はわずか0.1%で、ホワイトソックスと並んでメジャー最低となっている。
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