
MLB公式サイトは13日(日本時間14日)、「野球界最高の守備選手は誰か?選手たちに聞いてみよう」と題した記事を掲載。100名以上の現役選手にアンケートを実施、ランキング1位にフランシスコ・リンドーア内野手(メッツ)とアンドレス・ヒメネス内野手(ブルージェイズ)の2選手が選ばれた。
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■リンドーアは三遊間の当たりに強い指標
匿名を条件に実施されたアンケート「野球界最高の守備選手」でトップに選出されたのは、メッツの遊撃手リンドーア。あるナ・リーグの一塁手は「彼は遊撃手として素晴らしいプレーをする。他の選手が届かないボールにたくさん届く」と守備範囲の広さを称賛した。
リンドーアは、MLBの分析システム「スタットキャスト」が算出した「OAA(Outs Above Average)」で、計測開始の2016年から9年間で全選手トップの通算OAA「+137」を記録。平均よりどれだけ多くのアウトを奪ったかを示す守備指標で、もっとも優秀な数字を残している。同記事によると、とりわけ優れているのが卓越した守備範囲でバックハンド方向への動きが非常に優れているという。昨季のゴールドグラブ賞遊撃手部門ではファイナリストにも選ばれず、物議を醸したのは記憶に新しい。
■同票でトップタイに入ったのが……
そして、リンドーアと同票を集めたのがブルージェイズの二塁手ヒメネス。オフのトレードでガーディアンズから加入、ア・リーグのとある二塁手は「彼がもう同じ中地区にいないから、対戦するときにヒットを打てるかもしれない」と喜びを明かしたそう。26歳のヒメネスは昨季「OAA」+21で、全選手全ポジションでトップに立った。2023年には二塁手として初のプラチナグラブ賞(※ゴールドグラブ賞からひとりだけ選出)を獲得するなど、次世代の守備職人に名乗りを挙げている。
ランキング3位には、昨季ア・リーグMVP争いを演じた遊撃手のボビー・ウィットJr.内野手(ロイヤルズ)、4位にベテラン三塁手マット・チャップマン内野手(ジャイアンツ)、5位にはフレーミングに定評があるパトリック・ベイリー捕手(ジャイアンツ)がランクインした。現役メジャーリーガーたちが選ぶ「本当の名手」たち。今季は5選手の素晴らしい守備にも注目してほしい。
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