
開幕カードとなる東京シリーズ(18、19日、東京ドーム)を控え、ドジャースとカブスの選手たちが来日。練習で汗を流すとともに、都内各所に出没し、ファンと交流している。
そんな中、ドジャースの大エース、クレイトン・カーショー投手も家族とともに米国を出発。手術からの復帰過程にあるレジェンドは、今回ロースターに入ることはあり得ない。それでも日本行きを熱望。その理由について、米紙『USA TODAY』など米メディアが伝えている。
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■「東京はとんでもないことになる」
『USA TODAY』の名物記者ボブ・ナイチンゲール氏は、今回の遠征について「1960年代のビートルズのツアーのような感じだろうか。その人気はマイケル・ジョーダンを擁した92年バルセロナ五輪のドリームチームか、あるいはビヨンセとテイラー・スウィフトが同じステージに立つようなものか」と表現し、日本で巻き起こっているフィーバーぶりを伝えた。
ドジャースの選手たちも、東京が興奮に包まれていることを理解。大谷翔平投手と仲が良いことで知られるテオスカー・ヘルナンデス外野手は出発前、「向こう(東京)は本当にとんでもないことになるよ。ショウヘイに対する人々の反応は、本当にすごいことになるだろうね。僕たち全員、それを楽しみにしているよ」と話し、笑顔を見せた。
また、今季からチームに加わったマイケル・コンフォート外野手も「みんなワクワクしているよ。なぜなら、これは一生に一度のチャンスだと言えるからね。日本のファンがどれほど野球を愛しているか、僕たちはみんな知っている。だから、我々のチームやカブスの日本人スターたちを見た時、彼らがどう反応するか想像できる。本当にとんでもないことになるよ」と話した。
■「こんな旅は2度と経験できない」
選手たちにとって、今回の日本遠征がいかに特別なものか。それはカーショーの行動に表れている。通算212勝を誇る36歳は、オフに左足と左膝を手術。現在はリハビリ中であり、復帰時期は未定となっている。当然、開幕ロースターに入れないため、日本に行く意味はない。
それでも家族とともに来日を熱望。レジェンド左腕はその理由について「ショウヘイと一緒に日本に行く機会なんてそうないだろうからね。すごくクールなことだと思う」と語り、大谷の凱旋試合は見逃せないと主張した。
さらに「これは一生に一度の経験になるだろうね。本当に楽しいものになるはずさ。このような旅は2度と経験できないから、思い切り楽しもうと思っているよ。すべてをしっかりと味わいたい」と話した。
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