日本スーパーバンタム級7位の那須川天心（帝拳）は22日、ボクシング3戦目の前日計量に臨み、54.8キロで一発パスした。
23日には121ポンド（約54.89キロ）契約の8回戦にてルイス・ロブレス（メキシコ）と激突。世界ランカーとの初対戦に注目が集まっている。
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■海外オッズメーカーは那須川勝利に「1.10」
前日計量に金髪の黒パンツ姿で登壇した那須川。余裕の表情でクリアすると、両手で何かを抱え込むような独特なポーズを決めて会場を盛り上げた。その後、ロブレスと14秒間のフェイスオフを行い、互いにグーパンチを交わして降壇した。
試合前日時点で大手ブックメーカー「Bet365」は、那須川勝利に「1.10」、ロブレス勝利に「7.00」のオッズを設定。世界ランカー相手でも、那須川の勝利は堅いとの見解を示している。
那須川はロブレス戦で「『KOする詐欺』をやめたい」とKO宣言をしているが、那須川のKO勝ちは「3.20」、判定勝ちは「1.50」と、依然判定勝ちを予想する見方が強い。
また、ラウンド別のベットでは、那須川は第4から第6ラウンドまでが「17.00」ともっとも高くなっており、中盤のKO勝ちが有力視されている。一方のロブレスは、全ラウンドを通してKO勝ちに「81.00」以上のオッズが設定されており、判定勝ちも「13.00」と厳しい試合になると予想される。
戦績は那須川が2勝（0KO）、ロブレスが15勝（5KO）2敗1分け。那須川はKO勝ちは未だないものの、「しっかり噛み合えばバンバンバンバン行くと思う」と前向きで、「嚙み合わせるための練習をやっているので、前回にはなかった距離の詰め方だったり、まとめ方だったり、足りないパーツを集めている感じ。今回そのパーツは揃っているんじゃないか」と自信を語っている。
はたして那須川は世界ランカー相手に初のKO勝ちを収めることができるか。
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（A.Kudo／SPREAD編集部）
