総合格闘家の平本蓮が28日に有明アリーナで行われる「ONE 165」のキックボクシング世界タイトルマッチで王者スーパーレック・キアトモー9（タイ）に挑む、元K-1世界三階級王者の武尊の勝敗を占った。
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■武尊タイプは「苦手ではなさそう」と分析
ABEMA格闘チャンネルに出演した平本は、もともとの対戦相手であったロッタン・ジットムアンノン（タイ）戦と、スーパーレック戦を対比。ロッタン戦については「試合内容で比較できる。どうしても、天心が（背景に）いるロッタンの存在は大きい」と人気に理解を示しつつも、「カードとしては昇格した」「スーパーレックの試合のほうがスリリング」と私見を語った。
ロッタンとスーパーレックの対戦を回顧した平本は「体重オーバーしたのもあるけど、すごい馬力でロッタンが押し返されて見えた」とし、「張り合い、正面のぶつかり合いはロッタンよりも強い」と世界王者の実力に太鼓判。「ロッタンも武尊も前に出てプレッシャーをかけたいタイプだけど、苦手ではなさそう」と分析した。
■「ONEで最後、頂点を掴んでほしい」
気になる勝敗については「武尊選手が勝つんじゃないかな」と予想。「ここぞ、というときに作ってくれる人なんで」と全幅の信頼を寄せた。
一方、懸念もあるようで「『THE MATCH 2022』のときみたいに勝つことを考えすぎると、詰まっちゃうところもあったりするのかなと思うので。楽しんで試合をしてもらえたら」とし「何も抱え込まずに闘ってほしい」とエールを送った。
さらに「今までK-1の顔だったので、K-1を背負って、本人の責任感もあったと思う。今はイチ武尊として闘うだけ」とし「武尊選手に勝ってほしいという気持ちがあるので、ポジティブな気持ちで試合を見たい」と新たな挑戦を続ける武尊の背中を押した。
K-1出身の平本は、武尊への思いもひとしおのようで、「新生K-1ができて10周年。10年前から一緒に創り上げてきた人なので……今キックボクシングに力を入れているのは、間違いなく『ONE Championship』。70キロとか化け物しかいない。軽量級もどんどん新しいタイ人が出てきて……そこで最後、頂点を掴んでほしい」とONEでの武尊の活躍を切望。「リスペクトってこういうことかな……という感情。シンプルに頑張ってほしいからこそ、武尊選手に絶対勝ってほしい」と真摯な思いを語った。
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（A.Kudo／SPREAD編集部）
