「RIZIN.45（ライジン45）」が31日、さいたまスーパーアリーナにて行われる。大晦日大会では、7月30日に行われた「超RIZIN.2」で不運なアクシデントにより試合中止となったフライ級タイトルマッチ「堀口恭司 vs. 神龍誠」が再び行われ、RIZIN同級初代王者が決定する。
この試合について、総合格闘家であり堀口と3度の対戦経験がある扇久保博正が、自身のYouTubeチャンネル「扇久保博正 おぎちゃんねる。Ogichannel」に勝敗予想動画を上げた。
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■試合の鍵は「レスリングの攻防」
扇久保は11月19日に行われた「FIGHT CLUB」の際にも勝敗予想をし、朝倉未来優位の声が多い中、「YA-MANの1ラウンドKO勝ち」を見事に的中させた。そんな扇久保が“世代交代”宣言も飛び出したフライ級王者決定戦の行方を占った。
まず、扇久保は5カ月前に1ラウンド25秒でノーコンテストとなった試合を振り返り、「ほぼファーストコンタクトで終わった。あの試合で勝敗が付かなかったのは、神龍選手にとって有利になると思う」と予想。「堀口選手の『踏み込み』は初見だとかなり特殊。どういう感じなのか分かったと思うので、イメージしながら練習できるのでは」と分析した。
さらに、9歳下の神龍は5カ月で強くなることは「全然あると思う」とし、若さゆえの急成長にも期待を寄せている。自身も3度対戦経験のある堀口については「変わらずいつも通り闘うと思う」とし、その強さを「何でもできる。そしてそのひとつひとつが強力。特に打撃の破壊力に関しては、フライ級では本当に規格外」と絶賛。「テイクダウンもすごく強い。腰も強くて、寝技の防御力もすごい。目技の極めもありますから、THE総合格闘家」と、そのオールラウンダーぶりを評価した。
神龍が勝つためにはどうするべきか、“堀口対策”にも言及し、「綺麗に闘っちゃうと、堀口選手のほうが有利。神龍選手は若さを生かして、ぐちゃぐちゃにしていった方がいい。身体が柔らかくて、まだ若いんで反射神経もいいので、どんどん攻めていったほうがいい。堀口選手は攻められると受け止めることもあるので、そういうところを狙っていく感じ。隙を作るために、打撃も寝技もレスリングも攻めた方がいい」とアドバイスを送った。
試合の鍵は「レスリングの攻防」と語った扇久保。「どちらがレスリングで上を取るか。神龍選手が堀口選手のテイクダウンを凌いで上を取る展開が続くと、（神龍選手が）有利になってくる」と勝利の行方を占った。
試合展開については、「打撃を打ちながら組に行く神龍選手vs.遠い距離からどんどん蹴りで削ってパンチを打っていく、そして神龍選手が組みにきたらそこで勝負をして上を取りに行く堀口選手」とし、「堀口選手の2ラウンド、パウンドによるKO勝ち」と勝敗予想した。果たして堀口は期待の新星を下し、“史上最強のメイド・イン・ジャパン”を証明できるか。
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（A.Kudo／SPREAD編集部）
