格闘技団体「RIZIN」は10日、東京・渋谷の「Shibuya Sakura Stage」で「RIZIN.45」追加対戦カード記者会見を行い、平本蓮 vs. YA-MANのMMAルールの一戦を発表した。これを受けて、RIZINで実況解説を務める川尻達也氏がX（旧ツイッター）を更新。キックボクシング出身者によるフェザー級注目の一戦について、見どころを綴った。
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■「一撃必殺ならYA-MAN。テクニックと手数なら平本」
川尻氏は、まず両者の総合格闘技（MMA）キャリアの差に注目。「平本蓮（5戦2勝3敗） YA-MAN（1戦1勝MMA特別ルール5分×2R）と差がある」とし、両者ともキックボクシング出身者ではあるものの、MMAの実戦経験には開きがあると指摘した。
続けて「朝倉未来選手をOFGキックボクシングでKOして勢いに乗るYA-MAN選手と、苦労しながらもMMAと向き合ってMMAファイターとしての可能性をみせてきた平本選手」と、両者の歩みを対比。試合展開については、「平本選手もYA-MAN選手も短い距離の打撃が上手いので手は合いそう。一撃必殺ならYA-MAN選手。テクニックと手数なら平本選手」と予想した。
川尻氏は「YA-MAN選手としては打撃勝負だろう。平本選手は打撃出身MMAファイター同士の対戦も多い。鈴木千裕戦や鈴木博昭戦のように打撃にこだわる姿もMMAファイターとしての引き出しをみせてくれる姿も期待してしまう」とし、「因縁も含めて一瞬も目が離せない緊張感のある試合になるだろう。試合後にみれる景色はお互いを称え合う姿かわだかまりは残るのか」と、激戦必至の一戦に期待を馳せた。
YA-MANは11月19日に行われた「FIGHT CLUB」で朝倉未来とオープンフィンガーグローブ（OFG）マッチで対戦し、1ラウンド1分17秒でKO勝ちして波に乗る。一方の平本は2020年の大晦日RIZINでMMAデビューを飾ると、悔しい2連敗から着々と実戦経験を積み上げてファンに成長する姿を見せてきた。果たして二人はどのような試合を見せてくれるのか。どちらが勝っても面白い試合になることは間違いない。
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（A.Kudo／SPREAD編集部）
