【MLB】「菊池雄星がトロントの寿司店を予約」大谷翔平の動向巡り、情報が二転三転 最後は「南カリフォルニアの自宅にいる」で落着 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】「菊池雄星がトロントの寿司店を予約」大谷翔平の動向巡り、情報が二転三転 最後は「南カリフォルニアの自宅にいる」で落着

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【MLB】「菊池雄星がトロントの寿司店を予約」大谷翔平の動向巡り、情報が二転三転 最後は「南カリフォルニアの自宅にいる」で落着
  • 【MLB】「菊池雄星がトロントの寿司店を予約」大谷翔平の動向巡り、情報が二転三転 最後は「南カリフォルニアの自宅にいる」で落着

現地8日は大混乱の1日となった。フリーエージェント(FA)となった大谷翔平投手の動向を巡り、情報が錯そう。「トロントへ向かった」という報道が出たかと思えば、「いや、南カリフォルニアの自宅にいる」など二転三転。米メディアはこの状況を受けて「金曜日は混乱が支配した」と伝えた。

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■「今日にも決定」報道受け、情報戦が過熱

まず混乱の呼び水となったのは、専門局『MLBネットワーク』のジョン・モロシ記者の「オオタニの決断は差し迫っており、早ければ今日にも決まる」という投稿。

大谷のロサンゼルス・エンゼルス加入が発表されたのが6年前の8日であり、入団会見は翌9日(日本時間10日)に行われていたことから「2017年の再現か」と信憑性が増し、沸き立つ原因となった。

すると、今度はファンがアナハイム発トロント行きのプライベートジェットに注目。移籍先候補として名前があがるトロント・ブルージェイズと契約するために、大谷が同機に乗るのではないかと推測し、4000人以上がフライト追跡ツールをフォローした。

結局、搭乗していたのは大谷ではなく、カナダの実業家ロバート・ハージャベク氏とその家族だったことが判明。騒動を察知した同氏はインスタグラムを更新し「私と契約を結んでくれたブルージェイズに感謝します」とジョークをつづり、合わせて「オオタニは我々の飛行機に乗っていない」と説明した。

“悪ノリ”する人も登場した。オペラ歌手を名乗るクラレンス・フレイザーはX(旧ツイッター)で「今夜ユウセイ・キクチはロジャースセンター近くの高級寿司店を貸し切りで予約した。予約は50人以上」と投稿。岩手・花巻東高の先輩で、ブルージェイズに所属する菊池雄星投手が大谷の加入を祝うという設定の冗談だったと思われるが、これも一気に拡散された。

■ド軍専門サイト「ブルージェイズに決まった」

その後、ロサンゼルス・ドジャース専門サイト『Dodgers Nation』のJP.ホーンストラ記者が「オオタニはブルージェイズと契約する。選択は決まった」と断言。争奪戦においてドジャースが敗れたことを伝えると、再び『MLBネットワーク』ジョン・モロシ記者も投稿し、「オオタニはトロントへ移動中」と記した。

しかし、今度はカナダの『スポーツネット』ベン・ニコルソン・スミス記者が「オオタニはトロントに向かっていない。彼は南カルフォルニアの自宅にいる。ブルージェイズは(大谷争奪戦の)最終候補に残っているようだが、どうなるか見守ろう」と反論した。

そのほか、米紙『USA TODAY』ボブ・ナイテンゲール記者、米スポーツメディア『The Athletic』のジム・ボーデン記者、米紙『ニューヨーク・ポスト』のジョン・ヘイマン記者、同じく『オレンジ・カウンティ・レジスター』のジェフ・フレッチャー記者も「オオタニがカナダに向かわず南カリフォルニアに残った」と続々ツイート。トロント行きを否定する報道が多数を占めるに至り、ようやく混乱の1日は幕を閉じた。

『ヤフー・スポーツ』のジャック・ベア記者は「金曜日は確証バイアスの危険性をはじめ、複数の信頼できる情報源を待つことの重要性、飛行追跡の仕組みまで多くのことを学んだ。私たちが学ぶことができなったのは、オオタニがどこでサインするかということだけだった」と騒動を振り返った。

ブルージェイズかドジャースか、あるいはダークホースが存在しているのか。移籍報道が収まる気配はない。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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