【MLB】「.164→.257→.350」大谷翔平がメジャーの剛速球を“完全攻略”した軌跡 MVP年を凌駕する打撃進化 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】「.164→.257→.350」大谷翔平がメジャーの剛速球を“完全攻略”した軌跡 MVP年を凌駕する打撃進化

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【MLB】「.164→.257→.350」大谷翔平がメジャーの剛速球を“完全攻略”した軌跡 MVP年を凌駕する打撃進化
  • 【MLB】「.164→.257→.350」大谷翔平がメジャーの剛速球を“完全攻略”した軌跡 MVP年を凌駕する打撃進化

MLBは9日(日本時間10日)、今季の優れた打者に贈られる「シルバースラッガー賞」を発表。ロサンゼルス・エンゼルスからFAとなった大谷翔平投手が指名打者部門で選出され、2年ぶり2回目の受賞となった。

今季打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁、OPS1.066で自身初の本塁打王を獲得。2度目のア・リーグMVPにも期待がかかる。ここでは、現在も進化を続ける“球界の至宝”の打撃にフォーカスし、公式データを読み解いてみたい。

◆【実際の動画】大谷翔平、今季30号メジャーNo.1飛距離の150メートル弾をプレーバック!実況も25秒間の“沈黙”でリスペクト

■フォーシームの今季打率は脅威の.402に

MLB公式『Baseball Savant』のデータを掘り下げると、大谷が今季大きく成長を遂げたポイントが浮き彫りになる。メジャーリーグの猛者たちが繰り出す“剛速球”に対処できるようになったのだ。

フォーシームに対する打率が、46本塁打を放った2021年が.253、昨季が.305と着実に成績を伸ばし、今季は.402と完全攻略。95マイル(約152.8キロ)以上のボールに限定すると、21年が.164、昨季が.257、今季は.350に。MVPを受賞した年でさえ、まだ“伸びしろ”を残していたのだから底が知れない。

6月30日(同7月1日)には、30号本塁打が今季メジャー最長の493フィート(約150メートル)を記録するなど、世界最高峰の舞台でもナンバーワンクラスの打撃を見せている。打者専念になる来季は、どのような進化を果たすのか。今から楽しみでならない。

◆「打率.402で14本塁打」はキャリア最高、大谷翔平の“得意球種”を公式データで読み解く

◆大谷翔平の6年間「爆速・低弾道本塁打3選」 打球方向にも進化の証

◆公式データが示す、大谷翔平が軽々と乗り越えた「壁」…日本選手に立ち塞がる“小さな変化球”

文●有賀博之(SPREAD編集部)

《SPREAD》
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