【JBCクラシック/データ攻略】「JRA史上2位の馬」がテーオーケインズ斬りへ 人気一角には【1.1.1.0】 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【JBCクラシック/データ攻略】「JRA史上2位の馬」がテーオーケインズ斬りへ 人気一角には【1.1.1.0】

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【JBCクラシック/データ攻略】「JRA史上2位の馬」がテーオーケインズ斬りへ 人気一角には【1.1.1.0】
  • 【JBCクラシック/データ攻略】「JRA史上2位の馬」がテーオーケインズ斬りへ 人気一角には【1.1.1.0】

今年で23回目を迎える地方競馬の祭典・JBC競走。日本時間5日にアメリカで開催されるブリーダーズカップに範をとりながら、ダートの各カテゴリーにおけるチャンピオンを決める一日だ。

ここでは、メインレースのJBCクラシック出走馬から現在のオッズ4番人気以内の4頭(テーオーケインズウィルソンテソーロメイショウハリオキングズソード)にフォーカスしたデータ分析を実施する。

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■テーオーケインズとウィルソンテソーロの評価は?

昨年の覇者・テーオーケインズが連覇を目指して大井競馬場に見参。帝王賞も制しているだけに舞台適性に文句のつけようはなく、単勝上位人気もうなずけるだろう。経験値はメンバー中随一。そんな同馬にまつわるデータとは?

・天候晴れ&良馬場の地方成績【0.1.0.3】

近走は良馬場続きだが、この馬の適性がもっと発揮されるのは渋ったダート。重-不良成績【3.0.1.0】が何よりの証明で、本質的にパサパサダートには不安を覚えてしまう。昨年の当レースは良馬場だったが、小雨降りしきる馬場コンディション。多少なりとも湿った砂質だった事実は見逃せない。連覇に向けて黄色信号か。

3連勝中の上がり馬・ウィルソンテソーロもレースを盛り上げてくれる注目の存在。いわゆる勝ちグセを身につけている馬である点は魅力だが、気がかりなのは以下データ。

・GI未経験&中央ダート重賞馬券内なし→過去10年のJBCクラシックで馬券内馬ゼロ

一定レベルの賞金が求められる地方交流重賞。最高峰のJBC競走となればそれ相応の格が必要となる。当レース以外の地方GIには東京大賞典が挙げられるが、昨年の本レース勝ち馬テーオーケインズも上記条件に該当した際は馬券外。ポテンシャルの高さを認めつつ、勝ち負けに持ち込むのは至難の業と言えそうだ。

■実績のメイショウハリオか、上がり馬キングズソードか

実績においてテーオーケインズと双璧を成すのがメイショウハリオだ。かしわ記念、帝王賞と連勝を飾り、昨年とは違う姿で臨むリベンジマッチ。末脚自慢の同馬にプラス材料となる以下データをご紹介したい。

・大井でJBCクラシック開催時の同年帝王賞勝ち馬【1.1.1.0】

該当馬3頭はすべて馬券内を確保。数字に換算すると馬券内率100%だ。この馬自身、大井ダート2000mは【2.0.1.0】と安定。主軸を担うにはもってこいの存在と言えよう。

一方、J.モレイラ騎乗で注目を集めるキングズソードはダートGI初参戦。メイショウハリオ、テーオーケインズと比べた際の実績面で見劣りせざるを得ないが、前走パフォーマンスに関するデータを発見した。

・良馬場ダート1700mで1分42秒0→JRA史上2位

良馬場ダートは時計を要するのが一般的。それにもかかわらず、ダート1700mのレコードと遜色ない時計を良馬場で記録したパフォーマンスには目を見張るものがある。前走で計時した良馬場ダート1700mでの1分42秒0はJRA史上2位。大井の舞台でGI馬斬りを目論む。

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著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。

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