【MLB】「打率.402で14本塁打」はキャリア最高、大谷翔平の“得意球種”を公式データで読み解く | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】「打率.402で14本塁打」はキャリア最高、大谷翔平の“得意球種”を公式データで読み解く

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【MLB】「打率.402で14本塁打」はキャリア最高、大谷翔平の“得意球種”を公式データで読み解く
  • 【MLB】「打率.402で14本塁打」はキャリア最高、大谷翔平の“得意球種”を公式データで読み解く

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は、今季打率.304、44本塁打、95打点で日本選手初の本塁打王を獲得。故障の影響で9月3日(日本時間4日)の試合を最後に一足早くシーズンを終えたが、衝撃的な1年を彩った数々の記録は色褪せない。

ここでは、現在も進化を続ける“球界の至宝”の打撃にフォーカスし、公式データを読み解いてみたい。

◆大谷翔平、本塁打王だけでない2023年数々の偉業 “リーグ6冠”に輝いた驚異のスタッツとは…

■真っ向勝負がより避けられるように

MLB公式『Baseball Savant』で球種別データを見ると、今季大谷が最も高打率を記録したのがフォーシームだ。昨季も.305で10本塁打を放っているが、さらに磨きをかけ、打率.402で14本塁打をマーク。14本は2021年の12本を上回るキャリア最多記録。フォーシームでの三振数は、直近3年間で64個から33個まで激減した。

カウント・走者状況などを元に、得点期待値がどれだけ変動したかを示す「RunValue(ランバリュー)」は自身最高の「+20」を示す。打者の場合、この数値が大きいほど「得点を創出した」と捉えていい。

各球団も当然ながら、大谷への警戒が強くなる。今季投じられた球種で、フォーシームが占める割合はキャリアで最低の29%に減少した。世界最高峰の舞台で戦う猛者たちにすら、真っ向勝負を避けられる領域まで達している。

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文●有賀博之(SPREAD編集部)

《SPREAD》
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