過去には“約2万9,614年に1度の奇跡”も…スタンレーレディスにまつわる記録集 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

過去には“約2万9,614年に1度の奇跡”も…スタンレーレディスにまつわる記録集

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過去には“約2万9,614年に1度の奇跡”も…スタンレーレディスにまつわる記録集
  • 過去には“約2万9,614年に1度の奇跡”も…スタンレーレディスにまつわる記録集

女子ゴルフツアー第31戦「スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント」は6日、静岡県の東名カントリークラブ(6590ヤード、パー72)で開幕する。

1980年にスタンレーレディスプロゴルフトーナメントとして第1回が行われ、途中一時中断を挟み今年で通算35回目。35回の歴史には、二度と起こらないような大記録が複数回達成されている。

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■有村智恵が記録した約2万9614年に一度の奇跡

2011年に東名CCで行われたスタンレーレディスの初日、アウトからスタートした有村智恵は、7番まで1バーディ、1ボギーのイーブン。勢いに乗り切れないプレーが続いていたが、8番から奇跡が起こった。

8番パー5の2打目、残り190ヤードのセカンドショットをカップインさせ、自身2度目のアルバトロスを達成。LPGAツアーでのアルバトロスの確率は約1万7,896ラウンドに1回と非常に珍しい記録ではあるが、有村はその難しい記録を2度も達成した。しかし奇跡はそれだけではない。その後の16番パー3では、なんとホールインワンを達成。1日でアルバトロスとホールインワンという大記録を達成した。

当時の日本女子プロゴルフ協会によると、1ラウンドでアルバトロスとホールインワンを達成するには、毎日ラウンドしたとしても単純計算で約2万9,614年はかかる程の大記録と分析しており、達成後の有村も「ちょっと怖かった」とコメントしていた。

大記録達成後は有村のプレーにも勢いが戻り、3日間首位を譲らないプレーで優勝を遂げている。

■同一トーナメント、同一ホール、同一日ホールインワン

85年に廣済堂埼玉ゴルフ倶楽部(現ザナショナルカントリー倶楽部)で行われた大会では、3日目の2番パー3で、今堀りつ、小田美岐、陳麗英の3人がホールインワンを達成する珍しい記録も生まれた。

ホールインワンの確率は、プロでも約3000分の1と言われている。それを同日の同じホールで3人も達成するという快挙はここから先もそう簡単に生まれないだろう。

■最長プレーオフ記録

06年のスタンレーレディス最終日、通算5アンダーでスタートした古閑美保大山志保は、大山が17番終了時点で1打リードしていたものの、古閑が最終18番でバーディを決め、勝負の行方はプレーオフへ。

18番で行われたプレーオフは、なんと6ホール目でも勝負は決まらず。両者一歩もの譲らない戦いは、7ホール目で古閑が意地のチップインバーディを決め、1時間29分の激闘を制した。

このように大記録達成や白熱した戦いが毎年繰り広げられるスタンレーレディス。今年もポイントランキング首位を争う申ジエと山下美夢有が、初日から同組だったり、米ツアーで活躍する笹生優花がホストプロとして参戦するなど、話題は豊富。今年も3日間の決戦で繰り広げられる熱いプレーに注目したい。

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(G.Tsukamoto/SPREAD編集部)

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