【MLB】「エンゼルスでの時間は終わった」元GMが大谷翔平の移籍先について熱弁「ドジャース加入より良い脚本はハリウッドにもない」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】「エンゼルスでの時間は終わった」元GMが大谷翔平の移籍先について熱弁「ドジャース加入より良い脚本はハリウッドにもない」

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【MLB】「エンゼルスでの時間は終わった」元GMが大谷翔平の移籍先について熱弁「ドジャース加入より良い脚本はハリウッドにもない」
  • 【MLB】「エンゼルスでの時間は終わった」元GMが大谷翔平の移籍先について熱弁「ドジャース加入より良い脚本はハリウッドにもない」

右脇腹を痛めているロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は8日(日本時間9日)、本拠地でのクリーブランド・ガーディアンズ戦でスタメンを外れ、3年ぶりとなる5試合連続ベンチスタートとなった。

フィル・ネビン監督が「もう1日様子を見る」と話し、9日(同10日)に行われる同カードでの先発復帰を示唆するなか、今オフにフリーエージェント(FA)となる大谷について、米スポーツメディア『The Athletic』は8日付の記事で移籍先と金額を予想した。

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■レブロン・ジェームズ以来の大騒ぎ

大谷は右肘じん帯損傷により、投手としての出番はすでに消滅。残り試合は、タイトルがかかる打者に専念することが決まっているが、この日も先発は見送りとなった。

ファンの心配も募るところだが、球界関係者の関心はすでにオフに向かっている。米スポーツメディア『The Athletic』は、「球団幹部たちはオオタニのFAについてどう言っているか、そして彼を獲得するのは誰が有利か」と題し、シンシナティ・レッズの元GM、ジム・ボーデン氏による記事を公開した。

同氏は大谷について「MLB史上最も注目されるFA選手であり、米スポーツ界全体を見てもNBAのレブロン・ジェームズが2010年にマイアミ・ヒートに移籍して以来の熱狂となるだろう」と指摘。その上で、まずは予想される契約金額を提示。右肘の負傷を心配する声もあがるなか、「昨季ニューヨーク・ヤンキースとアーロン・ジャッジが交わした3億6000万ドル(約522億円)がベース。そこからスタートし、出来高も含めて最終的には5億から6億ドル(約725億から870億円)になるだろう」という球団幹部たちの声を紹介した。

■西海岸より「優勝できるかどうか」

注目の移籍先として、記事は大谷の考えを伝え聞いたという関係者のコメントを掲載。「よくオオタニは西海岸を好んでいるとされているが、それはチームを決める上で重要なことではない。それよりも大事なのは勝てるかどうか。地理的なことより、優勝できるかどうか、それが優先される」と話したという。

ボーデン氏は取材を重ねた結果、大谷がプレーした6年間、勝率5割を超えられないチームに残る理由はなく、「オオタニのエンゼルスでの時間は終わり」と結論付けた。そして、移籍先として有力な10球団を列挙。1位のロサンゼルス・ドジャースからテキサス・レンジャーズ、シアトル・マリナーズ、ニューヨーク・メッツ、ボストン・レッドソックス、サンディエゴ・パドレス、サンフランシスコ・ジャイアンツ、シカゴ・カブス、フィラデルフィア・フィリーズ、トロント・ブルージェイズの順にランク付けした。

■獲得すれば驚く1位はヤンキース

1位にドジャースを選んだ理由について、ボーデン氏は「オーナーのマーク・ウォルターは、アンドリュー・フリードマン編成部長に対して、財政事情により選手獲得に制限をかけたことは一度もなく、オオタニを巡っても同じだろう」とし、惜しみなく資金を投入すると予測。さらに「ムーキー・ベッツとフレディ・フリーマンの間にオオタニが入るラインアップは想像を超える。ドジャースがFAで彼を獲得する、それより良い脚本がハリウッドにあるだろうか」と熱弁を奮った。

ちなみに、大谷を獲得すれば驚く5球団として、同氏はヤンキース、アトランタ・ブレーブス、ヒューストン・アストロズ、ワシントン・ナショナルズ、セントルイス・カージナルスを挙げた。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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