【女子ゴルフ】小祝さくらが9アンダー単独首位に浮上、1打差に西郷真央、3打差に稲見萌寧ら3人 日本女子プロゴルフ選手権2日目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【女子ゴルフ】小祝さくらが9アンダー単独首位に浮上、1打差に西郷真央、3打差に稲見萌寧ら3人 日本女子プロゴルフ選手権2日目

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【女子ゴルフ】小祝さくらが9アンダー単独首位に浮上、1打差に西郷真央、3打差に稲見萌寧ら3人 日本女子プロゴルフ選手権2日目
  • 【女子ゴルフ】小祝さくらが9アンダー単独首位に浮上、1打差に西郷真央、3打差に稲見萌寧ら3人 日本女子プロゴルフ選手権2日目

女子ゴルフの国内メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」(長崎県・パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ/6755ヤード、パー72)は8日、第2ラウンドが行われ、小祝さくらが5バーディ、ノーボギーの67で回り、通算9アンダーで単独首位に浮上した。

西郷真央が1打差8アンダー2位、稲見萌寧山下美夢有神谷そらが3打差6アンダー3位タイで追走している。

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■小祝がボギーフリーの見事なラウンド

前日に比べて風も弱まり、ビッグスコアをたたき出す選手が散見された2日目。

この日のベストスコア66をマークしたのは、全て午前スタートの選手。そのうち最上位につけたのが、5打差イーブンパー31位タイから出た神谷。イン・スタートで、前半は12番、14番、16番バーディ。折り返して2番で初のボギーが来たものの、3番でバウンスバック。5番からは3連続バーディを決め、6アンダーまで伸ばし、ホールアウトした。

次いで上位に来たのが、6打差1オーバー43位タイから出た申ジエ(韓国)。インの13番から3連続バーディ。アウトに入っても、1番、2番連続バーディ。4番ボギーとしたが、6番、9番バーディ。通算5アンダーまで巻き返した。

トーナメントリーダーの一人、西郷も午前イン・スタート。前半は1バーディ、1ボギーのイーブン。後半に入って1番、6番、9番バーディ。3つ伸ばして、8アンダー単独首位で午後スタート組の結果を待った。

午後組で絶好のスタートを切ったのが、5アンダー首位タイで出た稲見。1番パー5、3打目をベタピンつけ、タップインのバーディ。3番ではピン奥4メートルからのバーディパットをジャストタッチで沈め、早くも西郷に1打差と迫る。

稲見は4番以降もバーディチャンスにつけるが、なかなか物にできない。すると、7番で初のピンチ。バーディパットがオーバーし、長いパーパットを残す。しかし、これをしのいでノーボギーを続ける。

この間、猛スパートをかけてきたのが、稲見の1つ後ろを回る山下。1打差4アンダー4位タイの好位置からスタートしたが、序盤はパーを続け、じっとチャンスを待つ展開。迎えた6番、2打目をグリーンの傾斜に乗せてベタピンへ。タップインのバーディとすると、一気に流れが変わる。7番、8番とショットで寄せて3連続バーディ。7アンダーまで伸ばす。

稲見は前半最後の9番、ピン奥3メートルを落ち着いて沈め、西郷を捕らえる。山下も9番2打目、ショットで1メートルにつけ、圧巻の4連続バーディ。西郷、稲見、山下の3人が8アンダー首位に並んだ状態で、午後組上位陣はバックナインへと向かった。

稲見は難しい12番、ティーショットでグリーンを捕らえるも、傾斜でラフとの境目まで戻される。バーディパットはうまくヒットせず、距離を残したパーパットも左に切れて、この日初のボギー。山下も11番、12番と連続でピンチを迎えるが、長いパーパットをことごとく沈め、ボギーを回避する。

稲見と同組の小祝も、ここに来てじわじわと差を詰めてくる。1打差4アンダー4位タイで出て、前半は2バーディ、ノーボギー。後半に入ってもノーボギーを続け、13番パー5で3打目をピンハイ1メートルにつけバーディ。トップと1打差7アンダーまで伸ばしてくる。

夕方になって風が強まり、縦距離が合わせにくくなる。そんな中、小祝は15番パー5で段の下からの長いバーディパットを決め、ついに首位を捕らえる。

終盤、山下は15番パー5でパーオンできず、アプローチも寄せ切れず、今大会初のボギー。稲見も16番で2打目がバンカーに捕まり、2パットのボギー。山下は続く16番でもラフからのアプローチがショートし、連続のボギー。やはり一筋縄では行かない。

18番、小祝は2打目をピンハイに運び、バーディフィニッシュ。最終ホールで9アンダー単独首位に浮上、加えてボギーフリーの見事なゴルフで2日目を終えた。

「選手権」にふさわしく、実力者が上位にひしめく混戦模様となってきた。明日からの決勝ラウンド、どんなスリリングな戦いが繰り広げられるのか、期待して待ちたい。

■主な上位選手順位

上位選手の主な順位は以下の通り。

1位/9アンダー/小祝さくら2位/8アンダー/西郷真央3位タイ/6アンダー/稲見萌寧、山下美夢有、神谷そら6位タイ/5アンダー/照山亜寿美、申ジエ、蛭田みな美、山内日菜子

堀琴音、仲宗根澄香、岩井千怜は4アンダー10位タイ。青木瀬令奈、菅沼菜々は3アンダー14位タイ。仁井優花、鈴木愛、岩井明愛は2アンダー18位タイにつけている。

なお、有力選手のうち、永井花奈、リ・ハナ(韓国)、川岸史果、宮澤美咲、ディフェンディング・チャンピオンの川﨑春花、金澤志奈、小滝水音は予選落ちとなった。また、吉田優利は第2ラウンド開始前、藤田さいきは同12ホール終了後に棄権した。

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文●河野道久

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