女子ゴルフの国内第25戦「ニトリレディスゴルフトーナメント」（北海道・小樽カントリー倶楽部／6695ヤード、パー72）は26日、第3ラウンドが行われ、菊地絵理香、申ジエ（韓国）、岩井明愛の3人が通算9アンダーの首位に並んだ。
1打差8アンダー4位タイに吉田優利ら5人、2打差7アンダー9位タイに原英莉花ら4人がつける大混戦となっている。
◆【実際の映像】岩井明愛、7・8番の連続バーディーで首位タイ浮上 解説者も思わず「おぉ～」と唸る高難度パット
■菊地の粘り、申の追い上げが光った
前日がサスペンデッドとなったため、6時59分から残りの競技が行われた。第2ラウンド終了時点の主な順位は以下の通り。
1位タイ／6アンダー／上田桃子、吉田優利、脇元華、稲見萌寧5位タイ／5アンダー／岩井明愛、川岸史果、申ジエ、竹田麗央、原英莉花、蛭田みな美11位タイ／4アンダー／菊地絵理香、内田ことこ、セキ・ユウティン（中国）、浜崎未来、櫻井心那、佐藤心結
トップから3打差以内に27人がひしめく大混戦、伸ばした選手が優勝へ近づくムービングデー・第3ラウンドは11時15分にスタートした。
序盤からバーディラッシュをかけたのが、2打差4アンダー11位タイから出た菊地。2番でバーディを先行させると、4番から3連続バーディを決め、トップタイに躍り出る。これを迎え撃ったのが、首位タイで出た吉田。1番で幸先よくバーディ発進すると、4番、5番とショットでつけてバーディ。9アンダー単独首位に立つ。
1打差5アンダー5位タイから出た岩井ツインズの姉・明愛も着実に伸ばした。1番で長いバーディパットを沈めると、5番、7番とショットで寄せてバーディ。8番、長いバーディパットを左縁からねじ込み、9アンダー首位に並んだ。
吉田は6番、7番パーの後、8番の2打目をピン右奥にピタリと寄せてバーディ。ただ一人2けたの10アンダー、単独首位を奪い返してバックナインへと向かった。インに入って菊地は10番、11番連続バーディで再び首位を捕らえると、明愛も10番パー5でバーディ。この時点で吉田、菊地、明愛の3人が10アンダーの首位に並んだ。
吉田は10番、ここまでさえ渡っていたショットが荒れ、3オン3パットのボギー。明愛も11番でこの日初めてのボギー。菊地が単独首位に浮上する。明愛は13番パー5、3打目をワンピンにつけバーディ。菊地に追いつくと、その菊地が15番で痛いボギー。明愛は14番でもピン手前からバーディ。2位に2打差の11アンダーとし、ついに単独首位に上り詰めた。
難しいホールが待ち受ける終盤。明愛は15番、16番とバーディパットが惜しくも入らず。すると、17番パー3でティーショットがバンカーに捕まり、寄せ切れず2オン2パットのボギー。11番以降、パーでしのいできた吉田も17番ボギー。やはり一筋縄ではいかない。
そんな中、終盤伸ばしてきたのが申。前半イーブン。後半5バーディ、1ボギーと4つ伸ばし、菊地と同じ9アンダーまで詰めてきた。明愛は最終18番でも落とし、通算9アンダーでホールアウト。菊地、申、明愛が並んで最終日に臨むことになった。明日は雷雨が予想される。各選手が18ホールを回り切ってこそ、この大混戦の決着にふさわしい。予報が良い方に外れることを切に願いたい。
■主な上位選手順位
上位選手の主な順位は以下の通り。
1位タイ／9アンダー／菊地絵理香、申ジエ、岩井明愛4位タイ／8アンダー／セキ・ユウティン、内田ことこ、川岸史果、吉田優利、上田桃子9位タイ／7アンダー／佐藤心結、蛭田みな美、原英莉花、竹田麗央
西郷真央は6アンダー13位タイ。神谷そら、大会3連覇がかかる稲見萌寧は5アンダー16位タイ。岩井千怜は4アンダー21位タイにつけている。
なお、有力選手のうち、佐久間朱莉、桑木志帆、安田祐香、葭葉ルミ、山内日菜子、青木瀬令奈、後藤未有、ささきしょうこ、吉本ひかるは予選落ちとなった。また、小滝水音は第2ラウンド6ホール終了後に棄権した。
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文●河野道久
#ニトリレディス 🏆｜#Round3#岩井明愛 が7番、8番で連続バーディー⭕️⭕️
通算スコアを9アンダーとし、この時点で首位タイに浮上しました📈ライブ配信はこちら▼
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