女子ゴルフの国内第25戦「ニトリレディスゴルフトーナメント」（北海道・小樽カントリー倶楽部／6695ヤード、パー72）は25日、第2ラウンドが行われたが、日没のため、初日に続きサスペンデッドとなった。
暫定首位は6アンダーの吉田優利と上田桃子。1打差5アンダー暫定3位タイに岩井明愛、蛭田みな美ら6人、2打差4アンダー暫定9位タイに稲見萌寧ら3人がつけている。
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■タフな戦いの中、吉田と上田が伸ばす
前日がサスペンデッドとなったため、7時30分から残りの競技が行われた。第1ラウンド終了時点の主な順位は以下の通り。
1位／6アンダー／大出瑞月2位タイ／5アンダー／申ジエ（韓国）、竹田麗央、脇元華、高橋彩華、リ・ハナ（韓国）7位タイ／4アンダー／内田ことこ、稲見萌寧、岩井明愛
午前組は朝からぶっ通しで第2ラウンドへ突入した。異常な暑さが影響してか、選手たちのスコアが伸び悩む。1打差5アンダー2位タイから出たリ・ハナは、前半1バーディ、1ボギーのイーブン。後半に入って11番、13番バーディで単独首位に立つ。
これを追い上げたのが、5打差1アンダー28位タイから出た上田。イン・スタートで前半を5バーディ、1ボギーでまとめ、アウトに入って2番でボギーが来たものの、4番、6番バーディで首位と1打差に迫る。一方、リが14番をボギーとしたため、この時点で、上田、リ、大出の3人が6アンダーの首位に並んだ。
リは15番でも落とし、連続ボギー。上田は6アンダーのままホールアウト。そしてこの日3つ伸ばしてきた吉田が、最終9番のバーディで首位に追いついて2日目を終えた。
午後組だが、トーナメントリーダーの大出と、1打差5アンダー2位タイで出た脇元はともにイン・スタート。大出がパーセーブを続ける一方、脇元は11番バーディで首位に並ぶ。
しかし、大出は16番から3連続ボギーで一歩後退。脇元も15番、16番連続ボギーとするも、17番バーディで踏みとどまる。そんな中、スコアを伸ばしてきたのが、浜崎未来と前週初優勝の蛭田。イン・スタートの浜崎は3つ、アウト・スタートの蛭田は2つ伸ばし、1打差5アンダーとした段階で日没サスペンデッドとなった。
明日、午後組は最も多い選手で30ホールを消化しなければならない。場合によっては、第2ラウンド終了後、今シーズン2回目のセカンドカットが適用される可能性もある。
多くの実力者が上位を占める混戦。異常な暑さが続く中、ムービングデーに抜け出してくるのは果たして誰か、目の離せない戦いが続く。
■主な上位選手暫定順位
上位選手の主な暫定順位は以下の通り。
1位タイ／6アンダー／吉田優利、上田桃子3位タイ／5アンダー／申ジエ（韓国）、浜崎未来、鈴木愛、脇元華、蛭田みな美、岩井明愛9位タイ／4アンダー／原英莉花、稲見萌寧、菊地絵理香
三ヶ島かなは第1ラウンド11ホール終了後、植竹希望は同5ホール終了後、林菜乃子は第2ラウンド開始前に棄権した。
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文●河野道久
