【MLB】後半戦防御率メジャートップの菊池雄星、6回1失点10勝目お預けも指揮官称賛「これまでで最高の投球」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】後半戦防御率メジャートップの菊池雄星、6回1失点10勝目お預けも指揮官称賛「これまでで最高の投球」

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【MLB】後半戦防御率メジャートップの菊池雄星、6回1失点10勝目お預けも指揮官称賛「これまでで最高の投球」
  • 【MLB】後半戦防御率メジャートップの菊池雄星、6回1失点10勝目お預けも指揮官称賛「これまでで最高の投球」

トロント・ブルージェイズ菊池雄星が15日(日本時間16日)、本拠地でのフィラデルフィア・フィリーズ戦に先発登板。

勝ち負けは付かなかったものの、6回を4安打1失点、無四球7奪三振に抑える好投を見せ、チームの勝利(2-1)に貢献した。自身初の2桁勝利はお預けとなったが、今やワイルドカード争いで3位につけるチームの大黒柱となっている。

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■復活した左腕を称賛「稲妻のようなボール」

菊池は初回、1番カイル・シュワーバー、2番アレク・ボームを連続三振に切って取るなど3者凡退に抑えて好調な立ち上がり。その後も最速96.5マイル(約155キロ)の直球とスライダー、カーブを中心にフィリーズ打線を翻弄。5回まで2安打、無失点に抑え込んだ。

6回、先頭エドムンド・ソーサに内野安打を許すと、次打者ヨハン・ロハスに左翼線二塁打され先制点を献上。しかし、これで崩れることなく、後続を3者連続凡退に抑えた菊池。1点は失ったものの6回84球、4安打1失点でまとめてマウンドを降りた。

チームはその裏、同点に追い付き菊池の黒星を消すと、8回に勝ち越し点を挙げ、2—1で競り勝った。今季10勝目はお預けとなったものの、見事な投球を披露した菊池に対して、ジョン・シュナイダー監督は「彼がマウンドにいると本当に気持ちが良い。365日前、彼がどうだったか思い出してほしい。彼はブルペンに配置転換となっていた。そして、今どうなっているか。選手が頑張って、結果を出すのは本当に素晴らしいことだ」と話し、昨季不調だった左腕の復活劇に目を細めた。

■後半戦の防御率1.29は全体1位

後半戦に入って6試合目の登板となった菊池。この間の投球は35イニング6失点(自責点5)で、防御率1.29はメジャー全体でトップとなっている。

菊池は試合後、「自分はメジャーリーグで成功することができると思っていた。でも、以前はコントロールに少し問題があった。今年はゾーンを攻めて打者をアウトにすることができている」と、手ごたえをつかんだ様子だった。

先述のシュナイダー監督は「ブライソン・ストットトレイ・ターナーJ.T.リアルミュートがいるフィリーズ打線は乗り切るのに難しい打線だが、菊池は彼ら相手に最初の3イニングで稲妻のようなボールを投げていた。電光石火だった。これまでで最高の投球だったかもしれない」と改めて称賛した。

本拠地に詰めかけた4万2615人の満員のファンの前で快投を演じた菊池。ポストシーズン進出を狙うチームをけん引していることは確かだ。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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