【女子ゴルフ】菅沼菜々がプレーオフ制し、プロ6年目で悲願の初優勝飾る NEC軽井沢72最終日 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【女子ゴルフ】菅沼菜々がプレーオフ制し、プロ6年目で悲願の初優勝飾る NEC軽井沢72最終日

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【女子ゴルフ】菅沼菜々がプレーオフ制し、プロ6年目で悲願の初優勝飾る NEC軽井沢72最終日
  • 【女子ゴルフ】菅沼菜々がプレーオフ制し、プロ6年目で悲願の初優勝飾る NEC軽井沢72最終日

女子ゴルフの国内第23戦「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」(長野県・軽井沢72ゴルフ北コース/6702ヤード、パー72)は13日、最終ラウンドが行われ、菅沼菜々、神谷そらが通算16アンダーで並んでホールアウト。プレーオフの末、菅沼がプロ6年目で悲願の初優勝を飾った。

◆【実際の映像】菅沼菜々、神谷そらとの白熱プレーオフは2ホール目で決着 6年目で初優勝を決めた瞬間

■首位を守る菅沼、土壇場で追いつく神谷

小祝さくら、神谷、菅沼の最終組。最初にスコアが動いたのは3番パー3。

初日は池ポチャ、2日目は3パットと、小祝にとって3番は“魔のホール”。最終日も1オンできず、アプローチもオーバー、そこから3打かかってまさかのダボ。一方、神谷はピン奥約4メートルのパットを真ん中から沈め、この日最初のバーディ。

続く4番で、今度は菅沼がピンの根元に落としバーディ。神谷も負けじと5番でピン左奥からの長いバーディパットを決め、菅沼との差を2打に縮める。

神谷はさらに9番パー5で2オンに成功し、イーグルパットこそ外すも楽々バーディ。菅沼14アンダー、神谷13アンダー、1打差でサンデーバックナインへと向かった。

インに入って菅沼は10番バーディ、神谷は11番バーディ。マッチレースになるかと思われたが、前半3つ伸ばしたペ・ソンウ(韓国)が12番バーディで2打差に迫ってくる。

12番パー3、神谷はグリーンを外し、アプローチも寄せ切れずボギー。だが、13番ですかさずバウンスバック。ペも難しい14番で会心のバーディ。神谷とペが1打差に並んだ。

14番、菅沼は2打目をピンハイにピタリとつけバーディ。差を2打に広げる。

いよいよ上がり3ホールの勝負。ペは16番パー5で痛恨のボギー、3打差となり一歩後退。神谷は16番、ナイスアプローチからバーディとし、またしても1打差に詰め寄る。

17番パー3は、菅沼、神谷ともにパー。1打差のまま最終18番を迎えた。神谷は2打目をピン奥1メートルに寄せバーディ、この日一度も首位を譲ることのなかった菅沼に土壇場で追いつき、決着はプレーオフに持ち越された。

■菅沼、最後はバーディで初優勝決める

プレーオフ1ホール目、菅沼はティーショットを左に曲げ、2打目は出すだけの3オン、長いパーパットを残す。神谷は2オンしたものの、段の下からのバーディパットを打ち切れず、こちらも約3メートルのパーパットを残す。菅沼のパーパットは惜しくも左を抜ける。だが、神谷のパーパットもカップに蹴られ入らない。

2ホール目。菅沼はフェアウェー、神谷は右ラフ。先に2打目を打った神谷はグリーン左のラフへ、菅沼はピン奥バーディチャンスにつける。神谷のアプローチはオーバーするも、返しのパットを沈めてパー。

菅沼は決めれば優勝というバーディトライ。慎重にアドレスに入り、パットを振り抜くと、ボールはど真ん中からカップへ。吸い込まれると同時に、笑顔で右手を大きく突き上げた。グリーン脇で待っていた同期の稲見萌寧と抱き合うと、二人の目から涙があふれ出た。

■主な上位選手最終成績

上位選手の主な最終成績は以下の通り。

優勝/16アンダー/菅沼菜々2位/16アンダー/神谷そら3位/13アンダー/ペ・ソンウ(韓国)4位/12アンダー/野澤真央5位タイ/11アンダー/若林舞衣子、桑木志帆、稲見萌寧、小祝さくら9位タイ/10アンダー/柏原明日架、種子田香夏

復帰2戦目の原英莉花は9アンダー11位タイ。藤田さいき、宮澤美咲、ホステスプロの安田祐香、川岸史果、金澤志奈は8アンダー14位タイ。堀琴音、内田ことこ、後藤未有、脇元華は7アンダー20位タイに終わった。

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文●河野道久

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