女子ゴルフの国内第23戦「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」（長野県・軽井沢72ゴルフ北コース／6702ヤード、パー72）は12日、第2ラウンドが行われ、菅沼菜々が9バーディ、2ボギーの65で回り、通算13アンダーで単独首位に浮上した。3打差10アンダー2位タイで神谷そら、小祝さくらの二人が追走している。
◆【実際の映像】単独首位浮上で優勝視界の菅沼菜々、11番で記録した本日6つ目の会心バーディ
■パット好調の菅沼、大会新で猛追の神谷
スコアを大きく伸ばす選手がいる一方、上位陣が思いのほか伸ばせず、混戦の様相を呈した2日目。
単独首位で出た小祝は、3番で3パットのボギーが先行。4番でバウンスバックするが、続く5番の2打目が池に捕まり、4オン2パットのダボ。7番で、ピンハイ1メートルにつけバーディを奪うものの、前半1つ落として後半へ向かった。
この間、猛チャージで首位戦線に躍り出たのが、4打差2アンダー10位タイから出たペ・ソンウ（韓国）。1番、2番連続バーディ、5番、6番も連続バーディで単独首位に立つと、9番パー5で2オンに成功し、2パットのバーディ。9アンダーまで伸ばし、前半を終えた。
上位陣の中で着実に伸ばしたのが、2打差6アンダー3位タイから出た菅沼。2番で3打目をベタピンにつけ、タップインのバーディ。4番ボギー、5番バーディ、6番ボギーと序盤は出入りの激しい内容だったが、7番からの3連続バーディで首位に並んだ。
後半に入って、ペが10番バーディで抜け出すも、パット好調の菅沼は11番、12番と連続バーディを決め、11アンダーの単独首位に立つ。
一方で、驚異的なスコアで追い上げてきたのが神谷。大会コースレコードを2打更新する2イーグル、7バーディ、ノーボギーの61で回り、10アンダーとして2日目を終えた。
最終組の一つ前で回る菅沼は、15番でも長いバーディパットを沈める一方、ペは16番パー5で3打目をグリーン右の林に入れるトラブル。痛いボギーで一歩後退した。
菅沼は16番パー5でもきっちりバーディを奪い、2位との差を3打に広げてホールアウト。悲願の初優勝に向けて、初めて単独首位のポジションで最終日に臨む。
最終組の小祝は、インに入って13番、15番、16番とバーディを重ね、10アンダーの2位タイでフィニッシュ。優勝圏内に踏みとどまるナイスカムバックとなった。
当初は雨予報だった明日だが、なんとか天気は持ちそうだ。いよいよ最終日、どんなドラマが待っているのか、目が離せない一日となりそうだ。
■主な上位選手順位
上位選手の主な順位は以下の通り。
1位／13アンダー／菅沼菜々2位タイ／10アンダー／神谷そら、小祝さくら4位／9アンダー／ペ・ソンウ（韓国）5位タイ／8アンダー／稲見萌寧、服部真夕、桑木志帆、金澤志奈、野澤真央
仁井優花、永井花奈は6アンダー14位タイ。ホステスプロの安田祐香、高橋彩華、福田真末は5アンダー19位タイにつけている。
なお、有力選手のうち、永峰咲希、小滝水音、佐久間朱莉、吉本ひかる、葭葉ルミ、鶴岡果恋、山内日菜子、佐藤心結は予選落ちとなった。
◆【実際の映像】単独首位浮上で優勝視界の菅沼菜々、11番で記録した本日6つ目の会心バーディ
◆鶴岡果恋と菅沼菜々、どちらが先に初優勝するのか NEC軽井沢72展望
◆【ロレックスランキング】小祝さくら、原英莉花、菅沼菜々…中心選手たちはいったい何位に
文●河野道久
#NEC軽井沢72ゴルフ 🏆｜#Round2#菅沼菜々(@suganumanana)がロングパットを決めて本日6つ目のバーディーを獲得⭕️
通算スコアを10アンダーとし、この時点で首位タイに浮上🔥😆ライブ配信はこちら▼
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