女子ゴルフの国内第20戦「大東建託・いい部屋ネットレディス」（福岡県・ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ／6540ヤード、パー72）は23日、決勝ラウンドが行われ、小滝水音が7バーディ、1ボギーの66で回り、通算18アンダーで悲願のツアー初優勝を飾った。2打差16アンダー2位タイに小祝さくら、吉田優利が入った。
◆【実際の動画】悲願のレギュラーツアー初優勝を決めた小滝水音の最終ホール
■小滝、5連続バーディで抜け出す
白熱のバーディ合戦となった最終日。ボギーをたたくと、即脱落となりかねない厳しい優勝争いが繰り広げられた。
単独首位で出た小滝は、4番で段の下からの長いバーディパットを決め、2位との差を2打に広げる。しかし、小祝、永峰咲希、吉田が迫る。小祝は5番から3連続バーディ、永峰は4番から3連続バーディ、吉田は5番、6番連続バーディで、4人が13アンダーの首位に。小滝は7番ワンピンからバーディ、吉田も8番で入れ返し、2人は14アンダーで並んだまま、サンデーバックナインへと向かった。
後半、小祝が11番、永峰が12番でバーディを奪い、トップは再び4人に。さらに、前半3つ伸ばしていたリ・ハナ（韓国）が、11番からの3連続バーディで追いつき、トップは5人に。それもつかの間、小祝が14番、小滝が12番バーディで抜け出す。
続く13番、小滝はバンカーからの3打目を直接カップインさせ、16アンダー、単独首位に返り咲く。そしてここに来て、スコアを5つ伸ばしてきた岩井ツインズの姉・明愛も首位に迫る。15番、16番とベタピンにつけ連続バーディ、首位と1打差に詰める。明愛と同じ組の小祝も16番、ピンハイからバーディパットを決め、またトップに追いつく。
それでも小滝は止まらない。14番、ピン奥からフックラインを読み切って3連続バーディ、またしても単独首位に立つと、15番もワンピンにつけ、なんと4連続バーディ。2位小祝に2打のリードを持って、いよいよ上がり3ホールへ。
小滝は16番で勝負を決定付けるショットを放つ。アイアンで高く上げると、ボールはピンの根元へ。ベタピンにつけて難なくカップイン、初優勝のかかるこの大事な場面で圧巻の5連続バーディを決めてみせた。
小滝は17番パー。最終18番、3オンからのパーパットは外すも、ウィニングパットとなるボギーパットを沈め、プロ7年目にして悲願のツアー初優勝を飾った。グリーンサイドで同期の小祝らが出迎え、小滝を祝福した。なお、小滝は黄金世代としては13人目の優勝者となった。
最終日、小滝はショット、パットとも冴えわたり、初優勝のかかった選手とは思えないような落ち着いたプレーぶりが見事だった。黄金世代からまた新しいスター誕生を予感させた。
■主な上位選手最終成績
上位選手の主な最終成績は以下の通り。
優勝／18アンダー／小滝水音2位タイ／16アンダー／小祝さくら、吉田優利4位／15アンダー／岩井明愛5位タイ／14アンダー／リ・ハナ（韓国）、山下美夢有、仁井優花8位タイ／13アンダー／河本結、佐久間朱莉、永峰咲希
高橋彩華、菅沼菜々、後藤未有は12アンダー11位タイ。岩井千怜、山内日菜子、阿部未悠、福田真未、藤田さいきは11アンダー17位タイ。堀琴音、竹田麗央は10アンダー25位タイ。稲見萌寧、鶴岡果恋は9アンダー27位タイ。上田桃子、櫻井心那、神谷そら、菊地絵理香、川岸史果は8アンダー31位タイに終わった。
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文●河野道久
#大東建託・いい部屋ネットレディス 🏆｜#Round3#小滝水音 が通算18アンダーで悲願のJLPGAツアー初優勝👏🎊
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