女子ゴルフの国内第20戦「大東建託・いい部屋ネットレディス」（福岡県・ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ／6540ヤード、パー72）は20日、第1ラウンドが行われ、吉田優利、リ・ハナ（韓国）が通算7アンダー首位タイで発進した。1打差6アンダー3位タイに安田祐香、山下美夢有、後藤未有、沖せいらの4人。2打差5アンダー7位タイに10人が並ぶ混戦となっている。
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■首位が次々入れ替わる伸ばし合いに
風は弱く、グリーンが止まりやすいため、初日から伸ばし合いの展開。次から次へと首位が入れ替わるスリリングな一日となった。
安田、山下はともに午前イン・スタート。安田は幸先よく10番バーディ発進。12番、15番、17番でもバーディを積み重ね、前半を4バーディ、ノーボギーで折り返す。後半2番、3番連続バーディで単独首位に立つも、5番でボギー。しかし7番で取り返し、7バーディ、1ボギーの66、単独首位で後続を待つ形となった。
安田の一つ後ろで回った山下も10番バーディスタート。ところが、11番、13番ボギーとスコアを崩す。15番バーディ以降は持ち直し、18番でも伸ばして前半1アンダー。後半に入ってバーディラッシュとなる。2番から3連続バーディ、6番でも決め、最終9番パー5、3打目をピンそばにつけバーディフィニッシュ。安田と並んで初日のプレーを終えた。
午後アウト・スタートの吉田と後藤は同じ組でのラウンド。吉田は1番、4番バーディ。6番でこの日初のボギーが来るも、7番から3連続バーディで盛り返す。インに入って13番、15番バーディでトップに並ぶと、17番パー5でナイスアプローチからバーディ。単独首位に立ってホールアウトした。
地元出身でホステスプロの後藤は、2番でバーディ先行。4番パー3でも伸ばしたが、7番でボギー。しかし8番パー3でバウンスバックすると、9番ではイーグルを奪取。前半4つ伸ばした。後半11番でこの日2つ目のボギーをたたくも、12番、14番、17番バーディと、首位と1打差まで迫った。
午後イン・スタートとなったリは、13番から3連続バーディで前半3つ伸ばした。アウトに入って1番から5番までパーセーブした後、6番から怒涛の4連続バーディ。見事な固め打ちで首位の吉田を捕らえた。
2日目も真夏日、風も弱いとの予報。選手たちは暑さと戦いながら、伸ばし合い、ハイスコア合戦に挑んでいく。
■主な上位選手順位
上位選手の主な順位は以下の通り。
1位タイ／7アンダー／吉田優利、リ・ハナ（韓国）3位タイ／6アンダー／安田祐香、山下美夢有、後藤未有、沖せいら7位タイ／5アンダー／竹田麗央、高橋彩華、阿部未悠、菅沼菜々、岩井千怜、堀琴音、吉本ひかる、小滝水音、佐久間朱莉、新海美優
永峰咲希、福田真未は4アンダー17位タイ。鶴岡果恋、上田桃子、稲見萌寧、川岸史果、山内日菜子、岩井明愛は3アンダー22位タイ。藤田さいき、小祝さくらは2アンダー40位タイにつけている。
金田久美子、川﨑春花はイーブンパー79位タイ。桑木志帆、神谷そら、ホステスプロの渡邉彩香は1オーバー95位タイ。穴井詩は7オーバー119位と出遅れた。
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文●河野道久
初日を7アンダーの首位タイでホールアウトした #吉田優利 選手(@YURI__YOLO)にインタビュー🎤#JLPGA pic.twitter.com/qa9UurJaNr
— 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA) (@JLPGA_official) July 20, 2023
