ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が17日（日本時間18日）、本拠地でのニューヨーク・ヤンキース戦に「2番DH」で先発出場。7回の第4打席で3試合連続本塁打となる35号同点2ランを放った。この日は4打数3安打2打点で、打率は.306。
試合は延長10回、4―3でエンゼルスがサヨナラ勝ちを収めた。MLB公式サイトなど米複数メディアが試合の様子を伝えている。
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■ヤ軍投手「彼は信じられないほど素晴らしい打者」
3戦連発となる35号を放った大谷。一塁ベースを回る際にガッツポーズを作り咆哮、喜びを爆発させた。エンゼルスのフィル・ネビン監督は試合後、このシーンについて「彼が今までフィールドで見せてきた表情の中で、最も感情にあふれていた。素晴らしかった。彼のようなスーパースターがさらにステップアップして、ああいうプレーを見せてくれると球場全体だけでなくベンチにも大きな意味を持つ。チームにとって最高の瞬間だった」と称賛。
さらに、振り抜いた直後にバットを放り投げた姿には「彼は勝ちたいんだ。ここ2週間はストレスのたまるものだっただろう。彼がここで勝ちたいというのが分かると思う」と話し、理解を示した。
■リベンジ誓うヤンキース
被弾したマイケル・キングは「僕のせいでなければ良かったんだけど、彼は信じられないほど素晴らしい打者だ。チームとして彼にやられたくはなかった」と振り返り、「2ストライクに追い込んで欲が出てしまった。必要以上に良い球を投げようとして力んでしまった。彼に打たれるわけにはいかなかったのに」と悔やんだ。
また、目前で盛大なバットフリップをやられたことについては「あの終盤で同点本塁打を打ったんだから、やりたいことを何でもやったらいい」と述べるにとどめた。
6回1失点と好投したヤンキース先発ルイス・セベリーノは「ここは本当にタフなディビジョンで、彼らはいい野球をしている。僕らはもっといいプレーをする必要がある」とエンゼルスを称えた上で、「我々はニューヨーク・ヤンキースだ。ヤンキースなのだから、ほとんどの試合に勝たなければならない」と話し、名門のプライドに懸けてリベンジを誓っていた。
昨季MVPのアーロン・ジャッジを負傷で欠き、打線が上向かないヤンキース。名門の逆襲はあるのか。こちらにも注目が集まっている。
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文●SPREAD編集部
