【MLB】メジャー最強捕手も盗塁阻止率20%台に“半減” 新ルール導入で盗塁数1.4倍に | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】メジャー最強捕手も盗塁阻止率20%台に“半減” 新ルール導入で盗塁数1.4倍に

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【MLB】メジャー最強捕手も盗塁阻止率20%台に“半減” 新ルール導入で盗塁数1.4倍に
  • 【MLB】メジャー最強捕手も盗塁阻止率20%台に“半減” 新ルール導入で盗塁数1.4倍に

今季からMLBで導入された新ルール、「牽制回数の制限(2回まで。3回目でランナーを刺せない場合はボーク)」と「ベースサイズ拡大(本塁以外がおよそ7センチ拡大)」により、盗塁数が大幅に増加している。

盗塁阻止率も激減し、1900年以降では最低水準をマーク。歴史上、バッテリーにもっとも厳しい受難の時代がやってきた。

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■シーズン3500盗塁を超えるハイペース

MLB年度別盗塁阻止率推移※「Baseball Reference」より引用し画像作成

MLBはシーズン前半戦が終了し、各球団90試合前後を消化した。ここまで、メジャー全体の盗塁数は1957個を記録。昨季の年間2486個と比較すると、およそ1.4倍のハイペースだ。

現在、オークランド・アスレチックスエステウリー・ルイーズが43盗塁、アトランタ・ブレーブスロナルド・アクーニャJr.が41盗塁をマーク。両リーグ盗塁王首位が、いずれも昨季のメジャートップ41個に到達している。

データ分析サイト「Baseball Reference」によると、今季メジャー全体の盗塁阻止率は20.6%。過去最低を記録した2021年の24.3%を大きく下回っている。特に目を引いたのが、フィラデルフィア・フィリーズJ.T.リアルミュートだ。昨季54%(25/46)だった現役最強捕手の盗塁阻止率が、23%(9/39)まで大幅に低下している。

リアルミュートの2塁までの平均ポップタイム1.81秒は、6年連続メジャーでナンバーワンを誇る。ポップタイムとは、投球がミットに収まった瞬間から、狙ったベースに捕手の送球が届くまでの時間を指す。球速がおよそ1.9キロほど微減してはいるものの、パフォーマンスが極端に落ち込んだ指標はない。新ルールの影響を受けていると見ていいだろう。

MLBの公式ルールである以上、将来的にWBCにも適用される可能性が高い。世界のスタンダードとなればプロ野球も避けては通れなくなる。日本でも、今後数年のうちに大きな転換期を迎えそうだ。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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