【女子ゴルフ】吉田優利、今季2勝目と自身初“地元V”へ機は熟した ニチレイレディス展望 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【女子ゴルフ】吉田優利、今季2勝目と自身初“地元V”へ機は熟した ニチレイレディス展望

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【女子ゴルフ】吉田優利、今季2勝目と自身初“地元V”へ機は熟した ニチレイレディス展望
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女子ゴルフの国内第16戦・ニチレイレディス(千葉県・袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース/6621ヤード、パー72)が16日、開幕する。

昨季は、3日間ノーボギーでプレーした西村優菜が、大会新の17アンダーで通算5勝目を挙げた。今季は本大会後に第1回リランキングが行われることから、優勝争いはもちろん、シード権を持たない選手にとっても重要な一戦。果たしてどんなドラマが待っているのか。

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■ボギー数を抑えることが優勝の条件

左右を林に囲まれ、谷越え、池越え、ドッグレッグなど変化に富むホールを擁する「袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース」。アウトは左OB、インは右OBが多く、この丘陵・林間コースを攻略するには、飛距離よりも正確性が要求されるといわれる。

勝つための条件をより具体化するため、過去3年間の優勝者の傾向を調べてみた。すると、パーセーブ率(パーかそれより良いスコアを獲得する率)が鍵になることが見えてきた。

2019年~22年ニチレイレディス優勝者のスタッツ

優勝者はいずれもパーセーブ率が87%以上ある。これを補完するものとしてダブルボギー率(ダブルボギーかそれより悪いスコアとする率)とボギー数も示した。

優勝者はいずれもダブルボギー率が0.6%を下回っており、ボギー数は1ラウンド(1日)2つまでに抑えないと優勝できないことが見て取れる。

平たくいえば、パーセーブ率を上げるためには、バーディをたくさん取って、ボギーを打たなければいい。一番良くないのはダボかそれより悪いスコアを出してしまうことだ。

よって、ダブルボギー率は低ければ低いほどよく、ボギー数も少なければ少ないほどいい。では、今季ここまでのパーセーブ率とダブルボギー率はどうか。

今季のパーセーブ率

今季のダブルボギー率

ご覧の通り、どちらの数値も山下美夢有が断トツだ。特にダブルボギー率0.2%台は驚異的というほかない。ただ気になるのは、コンディションの維持。「RKB×三井松島レディス」から5週連続の優勝争い、「ブリヂストンレディス」から4週連続の最終日最終組、さすがの山下といえども、そう簡単にいくとは思えない。

では誰が来るか。パーセーブ率上位で、調子が上向きなのは吉田優利だろう。メジャー制覇後、なかなか結果がついてこなかったが、ここ2戦、12位タイ、18位タイと戻してきている。リカバリー率が盤石の1位(72.0149%)というのも頼もしい。地元千葉県の試合でもあり、自身初の地元Vに向けて機は熟したとみていい。

そして、2週連続優勝を狙う岩井ツインズの妹・岩井千怜はここで勝てば本物、その暁には今季女王をかけた、山下とのマッチレースが待っているだろう。

そんな注目の3人だが、山下と千怜は川﨑春花を加えた注目組で、1番から10時30分にスタートする。吉田は岩井ツインズの姉・岩井明愛菅沼菜々とのペアリングで、1番から10時10分にティーオフする。

■有力選手のペアリング

なお、有力選手の主なペアリングは以下の通り。

1番スタート/8:00/鶴岡果恋、野澤真央、川岸史果1番スタート/8:10/福田真未、上野菜々子、新垣比菜1番スタート/8:20/竹田麗央、阿部未悠、桑木志帆1番スタート/8:30/吉田鈴(アマチュア)、櫻井心那、安田祐香1番スタート/9:30/葭葉ルミ、神谷そら、穴井詩1番スタート/9:40/青木瀬令奈、佐久間朱莉、藤田さいき1番スタート/9:50/菊地絵理香、渡邉彩香、上田桃子1番スタート/10:00/三ヶ島かな、山内日菜子、稲見萌寧1番スタート/10:10/岩井明愛、菅沼菜々、吉田優利1番スタート/10:20/堀琴音、吉本ひかる、小祝さくら1番スタート/10:30/岩井千怜、川﨑春花、山下美夢有

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文●河野道久

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