女子ゴルフの国内第15戦「宮里藍 サントリーレディスオープン」（兵庫県・六甲国際ゴルフ倶楽部／6513ヤード、パー72）は9日、第2ラウンドが行われ、首位スタートの岩井千怜が5バーディ、ノーボギーの67で回り、通算14アンダーで単独トップを守った。4打差10アンダー2位に脇元華、5打差9アンダー3位タイに山下美夢有ら4人がつけている。
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■ダボからナイスカムバックの山下
午前インスタートとなった岩井ツインズの妹・千怜は、11番、13番でバーディ。17番、18番も連続バーディで、前半4つスコアを伸ばしハーフターン。
アウトに入って4番パー5でしっかりとバーディを決め、それ以外は危なげなくパー。2日続けてボギーフリーという安定したゴルフを見せた。ホールアウト時点で2位と5打差、ただ一人2けたアンダーの14アンダーとし、午後スタート組の結果を待った。
トップと4打差5アンダーで出た、午後スタートの山下は、1番でベタピンに寄せ、タップインのバーディ。6番では手前からフックラインを読み切ってバーディ。
ところが、7番2打目がグリーン手前のバンカーに捕まる。3打目で出せず、結局4オン2パットのダボにしてしまう。しかし、8番、9番と長いバーディパットを連続で沈め、前半イーブンに戻してバックナインへと向かった。
後半、常にバーディパットを狙う形に持ち込んだが、11番、17番で2つ伸ばすにとどまり、トップ・千怜との差は5打に広がった。ただ、ナイスカムバックに明らかな通り、大会連覇へ向け期待の持てる内容だった。
2日目、単独2位に浮上したのは、悲願の初優勝を目指す脇元。3バーディ、ノーボギーと3つ伸ばし明日以降、4打差を追う。
■主な上位選手順位
上位選手の主な順位は以下の通り。
1位／14アンダー／岩井千怜2位／10アンダー／脇元華3位タイ／9アンダー／安田彩乃、申ジエ（韓国）、永井花奈、山下美夢有7位タイ／8アンダー／フェービー・ヤオ（台湾）、岩井明愛9位タイ／7アンダー／笠りつ子、菅沼菜々、宮澤美咲
小祝さくら、金澤志奈は6アンダー12位タイ。阿部未悠、竹田麗央、吉田優利、上田桃子は5アンダー16位タイ。藤田さいき、川岸史果、山内日菜子は4アンダー23位タイ。穴井詩、安田祐香、佐久間朱莉、鈴木愛は3アンダー29位タイにつけている。
なお、有力選手のうち、佐藤心結、西郷真央、後藤未有、ホステスプロの渋野日向子、高橋彩華、吉本ひかる、神谷そら、稲見萌寧は予選落ちとなった。
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文●河野道久
