【MLB】大谷翔平、菊池雄星から内角ボール球を逆方向弾 米メディアも「地球人はそんなことしない」と驚き隠せず | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】大谷翔平、菊池雄星から内角ボール球を逆方向弾 米メディアも「地球人はそんなことしない」と驚き隠せず

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【MLB】大谷翔平、菊池雄星から内角ボール球を逆方向弾 米メディアも「地球人はそんなことしない」と驚き隠せず
  • 【MLB】大谷翔平、菊池雄星から内角ボール球を逆方向弾 米メディアも「地球人はそんなことしない」と驚き隠せず

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は9日(日本時間10日)、本拠地アナハイムでのトロント・ブルージェイズ戦に「3番・DH」で先発出場。3回の第2打席に3号2ランを放つなど5打数2安打2打点1四球だった。試合は両軍合わせて5発26安打の乱打戦となり、延長戦の末、11-12でエンゼルスが敗れた。ブルージェイズ先発の菊池雄星は5回途中99球投げて3本塁打を含む9安打6失点、6奪三振で降板、勝敗は付かなかった。

◆【実際の映像】大谷翔平、“先輩”菊池雄星から5試合ぶり3号アーチで初兜

■今季初、ついに兜をかぶる

大谷の第1打席は、花巻東の先輩・菊池の外角スライダーを引っ掛け1ゴロ。しかし、3回1死一塁で迎えた第2打席。今度は内角スライダーを捉えると、打球はセンター左に飛び込んだ。5試合ぶりの3号2ランは、打球速度108.6マイル(約175キロ)、飛距離397フィート(約121メートル)、角度23度だった。ダイヤモンドを1周し、ベンチへ戻る際には今季の新セレブレーションなっている兜(かぶと)をかぶり、満面の笑みを見せた。

打たれた菊池は「失投だった」と振り返ったようだが、MLBデータサイト『Baseball Savant』によれば、この内角に投じられた1球はストライクゾーンを外れたボール球。厳しいインコースを逆方向のスタンドへ運んだ大谷の打撃について、米スポーツサイト『The Athletic』などで執筆していたブレント・マグワイア記者は「大谷はこのスライダーを左中間へ397フィートのホームラン。あり得ない」とつづり、衝撃を隠せなかった。

また、米データ分析会社『Codify』も「大谷翔平と呼ばれる生命体が内角球を400フィートほど逆方向へ打ち込んだ。地球人はそんなことしませんよ」とツイートし、驚きを表現した。

■防御率4.45のブルペンが悩み

5回の第3打席も菊池の143キロスライダーを弾き返し、中前安打とした大谷。「花巻東対決」は制したが、試合は散々。チームは5回終了時点で大量6点リード。ところが、6回に一挙6点を奪われ同点に追いつかれると、7回にも4点を献上し、あっという間に6-10と逆転を許した。それでも粘って8、9回で4点差を追いついたエンゼルスだったが、延長10回力尽き、結局11-12で敗れた。大谷は10回2死満塁のチャンスで打席が回ってきたが、二ゴロに倒れ、ゲームセット。サヨナラのチャンスを生かせず、最後の打者となってしまった。

フィル・ネビン監督は「我々の攻撃陣は素晴らしい。でも、今回のシリーズを通して言ってきたように、ブルージェイズのラインナップは本当にいい。6回に(投手陣が)一気に崩れてしまい、7回もなかなかアウトを取ることができなかった」と話し、悔しがった。

指揮官は、防御率4.45のブルペンについて「心配していない。強く打たれたボールはあまりなかった」と強がったが、MLB公式サイトのレット・ボリンジャー記者は「162試合あるシーズンのうち、まだ9試合目だが、エンゼルスにとってブルペンは序盤からちょっとした問題になっている」と記し、懸念材料と指摘した。

この日、大谷は4試合連続安打をマークし、昨季から続く連続出塁を32試合に伸ばした。打率も.333と好調をキープするなど、14年振りポストシーズン進出を狙うチームをけん引しているが、現状はブルペン陣が悩みの種となっている。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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