福永祐一、JRAラスト騎乗“全16鞍”予想 「最後のウイナーズサークル」は…… | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

福永祐一、JRAラスト騎乗“全16鞍”予想 「最後のウイナーズサークル」は……

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福永祐一、JRAラスト騎乗“全16鞍”予想 「最後のウイナーズサークル」は……
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福永祐一騎手は2023年度の新規調教師免許試験に合格、2月末でデビューから27年間の騎手生活にピリオドを打つ。

「天才」と称された元騎手・福永洋一の長男としてデビュー時から注目を集め、歴代4位のJRA通算2635勝、GI34勝を含むJRA重賞160勝、13年連続のJRA年間100勝達成の記録を持つ福永騎手。

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今年も12日時点で関西リーディング3位に位置するトップジョッキーは、25・26日サウジアラビアで騎乗、JRA主催レースの騎乗は18・19日が最後となる。

そこに“メイチ勝負”と“過剰人気”が同居するのは常であり、ここでは18・19日に福永騎手が騎乗する全16鞍から買える馬、買えない馬を考察。「JRA最後のウイナーズサークル」を予想する。

■最後に魅せるか「牝馬のユーイチ」

18日土曜は阪神で8鞍に騎乗。土曜阪神2R・3歳未勝利はいきなりチャンスがあり、前走2着のボナンザはこのメンバーなら勝ち負けか。続く土曜阪神3R・3歳未勝利のアンクルブラックは、メンバーは揃ったが流れ一つの感があり相手候補まで。

デビューから手綱を取り続ける土曜阪神4R・3歳未勝利のショウナンアキドンは、前走が武豊騎手JRA通算4400勝目の2着。3着のイツモハラペコには7馬身差と後続を突き放しており、そろそろ順番が回ってきてもいい。

午後は土曜阪神6R・3歳未勝利のリコッチに注目。前走が後にきさらぎ賞勝ちのフリームファクシなら相手が悪く、前走くらい走れば通用する。土曜阪神11RのGIII・京都牝馬Sにはテンハッピーローズに騎乗。メンバーは揃ったが、本馬の4勝すべてが福永騎手という相性の良さがあり、「牝馬のユーイチ」と呼ばれた名手の一発があるかもしれない。

■JRA最後の勝利は東京ダ1600mか

JRAラストデーの19日日曜は東京で8鞍に騎乗。日曜東京3R・3歳1勝クラスのミラクルティアラは、昇級戦の前走が出負けからの追込で2着。新たな一面を見せ、今回の先行馬が揃った一戦では展開次第でレースを組み立てられるのは強みになる。

日曜東京7R・4歳以上1勝クラスのルージュカルミアも昇級2戦目で目処の立つ競馬。中山で4角10番手からの追い上げはさすがに厳しく、東京コース替わりは大幅プラスとなり、「買い」の判断を下す。

続く日曜東京8R・4歳上2勝クラスのカフェサンドリヨンも上位争い必至だが、今週の騎乗馬で「星勘定」レベルと言えば、日曜東京9R・ヒヤシンスSのペリエールだ。前走・全日本2歳優駿は4角で持ったまま先頭。ぶっちぎる手応えだったが、タフな馬場が本馬には堪えたか、最後は遅れを取った。新馬では好素材のユティタムに完勝、世代屈指のダート強豪であり、前走先着を許したオマツリオトコと2キロ差もあれば逆転は濃厚と見る。

日曜東京11RのGI・フェブラリーSにはオーヴェルニュで参戦。東京ダ1600mのスピード競馬への対応はカギだが、左回りの重賞では【2.1.1.6】と好相性を誇るパートナーだけに、流れ一つで一矢報いる可能性はゼロではない。そして、JRAラスト騎乗となるのは、日曜東京12R・大島特別のゲンパチプライド。昇級戦でも走り慣れた東京で決してノーチャンスではないが、福永祐一がJRA最後のウイナーズサークルに立つのは、日曜東京9R・ヒヤシンスSのペリエールと予想する。

※A→B→Cの順に期待度が高い

土曜阪神2R・ボナンザ【A】3R・アンクルブラック【A】4R・ショウナンアキドン【A】6R・リコッチ【A】7R・エアアネモイ【B】8R・スズノハマヤ【C】9R・タイセイクラージュ【C】11R・テンハッピーローズ【B】

日曜東京3R・ミラクルティアラ【A】4R・アドマイヤサジー【C】7R・ルージュカルミア【A】8R・カフェサンドリヨン【B】9R・ペリエール【A】10R・カランドゥーラ【B】11R・オーヴェルニュ【C】12R・ゲンパチプライド【B】

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

《SPREAD》
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