「喧嘩道 presents BreakingDown7」が19日、千葉・幕張メッセにて開催される。これまでは会場非公開としてオンライン観戦をメインに行われてきた同大会だが、今回は初の大箱開催。チケット料金は最前列のVVIP席で500,000円と破格の設定になっている。
この記事では今大会の注目選手や見どころについて取り上げていく。
◆【BreakingDown7】2月19日の出場選手は？ 対戦カード、勝敗予想、試合結果一覧
■安保瑠輝也の相手は“25キロ差”のK-1レジェンド
今大会でトリを務める安保瑠輝也の対戦相手が15日、ついに決定した。相手はフランス出身の元K-1選手、シリル・アビディだ。ヘビー級を主戦場として活躍し、K-1での戦績は37戦25勝17KOとなっている。身長は190センチ体重は約105キロと、規格外の体格とパワーは今も健在だ。
安保瑠輝也（撮影：SPREAD編集部）
一方の安保は元K-1スーパー・ライト級王者で、昨年6月にはK-1を代表して『THE MATCH 2022』に出場、RISEの山田洸誓を撃破した。大晦日にK-1との契約を解除を発表すると、その後BreakingDownへの電撃参戦が発表された。安保にとって今回のBreakingDownがK-1脱退後、初の試合となる。25キロ差の相手にどう臨むのか見逃せない一戦となる。
■RIZINから参戦のYUSHIはこめおと対戦
RIZINで3連勝中のYUSHIの参戦も話題を集めている。ド派手な入場でRIZINファンの心を掴んだ男は、BreakingDownの看板ファイターこめおと対戦する。
RIZINの会場を入場で盛り上げるYUSHI（C）RIZIN FF
こめおは「対戦相手はRIZIN Fighter。自分の今の実力を本当に知る為にも名乗った。ただ言っておくけど、1分ルールなら俺が勝つよ」と自信のコメントを残しているだけに、どのような戦いとなるか期待される。
YUSHIは直近ではMMAでの試合ばかりだが、過去にはホストが集まりナンバーワンを決める地下格闘技大会の宴で王者となった経歴を持つ。そのため、短い時間での殴り合いにも慣れている可能性が高い。ただ、1月末に右手の薬指の根本付近に大きな亀裂の入ったレントゲン写真を投稿し「2週間で治せないかな？」と自身のSNSに綴っていた。ケガの状況が試合にどの程度響くのか、YUSHIの拳は1分間保つのか……杞憂に終わることを祈るしかない。
■その他注目選手紹介、啓之輔や飯田将成、その他エンタメ枠も
コーメインは、“キング・オブ・アウトサイダー”こと啓之輔と”安保の内弟子”ジョリーの一戦。ジョリーは小学校2年生の頃から空手の経験があるが、啓之輔を相手にどのような試合になるか。
“孤高の破壊王”の異名を持つ、元プロボクサーであり、キックボクシングアマチュア王者・飯田将成も参戦する。抜群の破壊力で過去大会では圧巻のKO勝利を見せている。相手は過去のBreakingDownで7勝1敗と高戦績を誇る川島悠汰。お互いに超アグレッシブスタイルのため、瞬き厳禁の殴り合いを見ることはできそうだ。
そのほかには元DEEP二階級王者の横田一則も参戦。横田は元RIZIN王者・牛久絢太郎、現RIZIN王者・伊澤星花らを育成する名伯楽で、対戦相手は現役MMAファイターの西谷大成だ。西谷は朝倉未来1年チャレンジ生であり、プロMMA戦績としては5勝5敗だが、BreakingDownでは2戦2勝の戦績を収めている。
朝倉未来1年チャレンジ2期生で柔道のバックボーンを持つ安井飛馬、過去大会でインパクトを残して朝倉未来と契約、空手で数々の実績を誇るせりな、元世界ランキング3位の元プロボクサー細川貴之、元WBC世界バンタム級7位の元プロボクサー山本隆寛、“朝倉未来門下生のエース”ヒロヤ、元K-1ファイターの皇治がプロデュースする格闘技団体『NARIAGARI』で格上のプロ相手に勝利したとしぞうなどの選手たちが参戦を果たす。
さらに、オーディション後、朝倉未来の芸能事務所MAPROMOTIONSに所属することになったYouTuber・ぬりぼうがエンタメ枠で参戦。「1対10の喧嘩に勝った」とオーディションで豪語しながらも、1勝も挙げていない男・10人ニキこと、鈴木大輔も本戦出場。多種多様なカードが並び、ビッグマッチにふさわしいラインナップとなっている。
◆【BreakingDown7】2月19日の出場選手は？ 対戦カード、勝敗予想、試合結果一覧
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文●吉田崇雄
