【WRC】第2戦ラリー・スウェーデン、初日はトヨタのカッレ・ロバンペラが首位発進 勝田貴元は「明日へ自信」と前向き | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【WRC】第2戦ラリー・スウェーデン、初日はトヨタのカッレ・ロバンペラが首位発進 勝田貴元は「明日へ自信」と前向き

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【WRC】第2戦ラリー・スウェーデン、初日はトヨタのカッレ・ロバンペラが首位発進 勝田貴元は「明日へ自信」と前向き
  • 【WRC】第2戦ラリー・スウェーデン、初日はトヨタのカッレ・ロバンペラが首位発進 勝田貴元は「明日へ自信」と前向き

FIA世界ラリー選手権WRC)は9日、第2戦ラリー・スウェーデンが開幕となった。

◆2023年開幕戦、トヨタが1―2フィニッシュ 元王者セバスチャン・オジエが単独最多となるモンテカルロ9勝目

■王者ロバンペラがスタートから首位に

初日はスウェーデン北部最大の都市ウーメオーにサービスパーキングを置き、セレモニアルスタートの後、スペシャルステージ1がその郊外で行われた。

昨季史上最年少王者となったカッレ・ロバンペラが開幕戦のモンテカルロで総合2位を獲得、TOYOTA GAZOO Racing World Rally TeamTGR)は幸先の良いスタートを切った。第2戦のラリー・スウェーデンは、雪と氷に覆われた道を走行するフルスノーイベントながら、昨年はそのロバンペラが優勝。王者獲得への足ががりとした大会だ。

デイ1は夜半19時過ぎから全長5.16キロのSS1ウメオ・スプリント1を競い、シェイクダウンでもトップタイムを叩き出したロバンペラが、3分23秒3を記録し、首位スタートを果たした。

2位は、1.6秒遅れてMスポーツ・フォードのオィット・タナク、さらに1.5秒遅れトヨタのエルフィン・エバンスがつけた。このラリー、TGRから出走している勝田貴元はロバンペラから5.6秒遅れの6位だった。

華やかなセレモニアル・スタートに立つロバンペラ組 (C) Toyota Gazoo Racing WRT

ロバンペラは「スウェーデンのラリー・ファンに見守られる中、今夜はとてもいいスタートだった。ここは(母国の)フィンランドに近いから、多くのファンが足を運んでくれて素晴らしいよ。最初のステージは非常にテクニカルで、ひとつの動きが大きな違いを生む。だから、とにかくクリーンで慎重な走りを心がけた。それほど速いとは思わなかったんだが、結果的にいいタイムが刻めたね。最初にスタートすると、今年はもっと難しい路面になりそうだ。シェイクダウンの時よりも路面がソフトでクリーンなので、ちょっとスピードも出そうだ。次のステージもチャレンジングだけど、ベストを尽くすよ」と母国から詰めかけたファンを前に興奮気味のようだ。

一方、勝田は「ナイト・ステージのスタートはいつもトリッキー。少し慎重に入りすぎたかもしれないけど、本当のスタートは明日だからね。シェイクダウンでもマシンの調子はよかったし、氷と雪のラリーに戻って来れてうれしい。コンディションは走るごとに悪くなって行くので、2本目のステージにどうなるか興味深い、特にワダチとグラベルが多いと気をつけないといけない。もちろん自信はあるので、いいスタートだったんじゃないかと思います」と6位スタートにも明日への自信を深めたようだった。

■デイ1総合順位

1 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) 3m23.3s2 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォードPuma Rally1 HYBRID) +1.6s3 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +3.1s4 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +3.9s5 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +5.0s6 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +5.6s

2023年ラリー・スウエーデンのコース 提供:WRC・TGR

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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