【セガサミーカップ2022】岩田寛、今季ツアー初優勝を引き寄せた“円熟の味” 賞金王争いでも急浮上 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【セガサミーカップ2022】岩田寛、今季ツアー初優勝を引き寄せた“円熟の味” 賞金王争いでも急浮上

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【セガサミーカップ2022】岩田寛、今季ツアー初優勝を引き寄せた“円熟の味” 賞金王争いでも急浮上
  • 【セガサミーカップ2022】岩田寛、今季ツアー初優勝を引き寄せた“円熟の味” 賞金王争いでも急浮上

ゴルフの国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」は21日、北海道千歳市のザ・ノースカントリーゴルフクラブ(7178ヤード、パー72)で第4ラウンドが行われ、単独首位でスタートした岩田寛がスコアを5つ伸ばし、通算19アンダーでツアー4勝目、同大会2勝目を飾った。

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■岩田は今季ツアー初優勝

3日目から首位を守りきった岩田寛(撮影:SPREAD編集部)

単独首位でスタートした岩田は、出だしで幸先よくバーディを決めると、その後もチャンスを生かし前半だけで4つスコアを伸ばした。特に9番では非常に長いパットを沈め、ここまで猛チャージを見せていた大槻智春へプレッシャーをかけることに成功した。

大槻と2打差のまま前半を折り返すと、その後はベテランらしい内容でまとめ、上がってみれば6バーディ、1ボギー、通算19アンダーでホールアウト。今季ツアー初優勝と2015年以来となる大会2勝目を飾った。

■悪天候の3日目に猛チャージ

岩田はムービングデーとなった第3ラウンドでも、大雨と強風の中でスコアを伸ばすことに成功。大雨の中でもグリーンの速さが変わらず苦戦している選手が多い中で、平均パット1.6429(7位)、パーキープ率100.000(1位タイ)とパットが冴え渡った。またショットでも若手に負けないパワーを見せ、第3ラウンドのドライビングディスタンスは286.50ヤード(6位タイ)を記録。同組で回っていた金谷拓実には約20ヤードの差をつけた。

最悪な天候の中でも、ショットとパットが噛み合った“攻めのゴルフ”で6バーディ、ノーボギー。単独首位に浮上し最高の内容で最終日を迎えると、その勢いのまま第4ラウンドもまとめ上げ、逃げ切りに成功した。

約1年4カ月ぶりの優勝で賞金ランキングも4位と急浮上した41歳のベテランが、台頭する若手に負けないゴルフで自身初の賞金王を獲得できるか今後にも注目だ。

■話題満載となった3年ぶりの有観客開催

セガサミーホールディングスの里見治紀代表取締役社長グループCEO(左)と岩田寛(撮影:SPREAD編集部)

また、今年のセガサミーカップは実に3年ぶりの有観客開催であったが、賞金ランキング上位の有力選手が勢ぞろいしただけでなく、丸山茂樹の長男・奬王(ショーン)もツアーデビューを飾るなど話題に事欠かない大会となった。

さらに「22歳以下は入場無料」、「地元中学生による1番ティでの『スタートアナウンス』体験」、「選手の活躍をユーザーが予測して競い合う応援型予想ゲーム『みんなでドリームチーム対決!』」など様々な施策も実施され、北の大地から男子ゴルフ界の裾野をさらに広げていこうという大会側の思いが色濃く反映された4日間となった。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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