民間月面探査チーム「HAKUTO」とインドチームで月面へ向かえ…勝利するチームはどこだ? | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

民間月面探査チーム「HAKUTO」とインドチームで月面へ向かえ…勝利するチームはどこだ?

新着 技術
民間月面探査チーム「HAKUTO」とインドチームで月面へ向かえ…勝利するチームはどこだ?
  • 民間月面探査チーム「HAKUTO」とインドチームで月面へ向かえ…勝利するチームはどこだ?
  • 民間月面探査チーム「HAKUTO」とインドチームで月面へ向かえ…勝利するチームはどこだ?
  • 民間月面探査チーム「HAKUTO」とインドチームで月面へ向かえ…勝利するチームはどこだ?
  • 民間月面探査チーム「HAKUTO」とインドチームで月面へ向かえ…勝利するチームはどこだ?
  • 民間月面探査チーム「HAKUTO」とインドチームで月面へ向かえ…勝利するチームはどこだ?
  • 民間月面探査チーム「HAKUTO」とインドチームで月面へ向かえ…勝利するチームはどこだ?
  • 民間月面探査チーム「HAKUTO」とインドチームで月面へ向かえ…勝利するチームはどこだ?
  • 民間月面探査チーム「HAKUTO」とインドチームで月面へ向かえ…勝利するチームはどこだ?
株式会社ispaceが運営する日本発の民間月面探査チーム「HAKUTO」とKDDI株式会社は、4月21日に宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)でトークイベントを開催した。

「HAKUTO」は世界初のロボット月面探査レース「Google Lunar XPRIZE(グーグル・ルナ・エックスプライズ)」に挑戦する。このレースでは月に着陸し、月面で探査車(ローバー)を500メートル以上走らせて景色を撮影したのち、高解像度の動画と静止画を最初に地球に送信したチームが勝利する。2017年12月28日の打ち上げ予定だ。


当日はインドチームの「Team Indus(チームインダス)」がゲスト参加した。HAKUTOは、チームインダスが開発する月着陸船 (ランダー)でローバーを月面まで輸送してもらう「相乗り契約」を締結している。

当日はHAKUTO代表の袴田武史さんとチームインダス代表のSridhar(スリダー)さんが互いのチームに対する感想を述べた。

---:お互いのチームの印象は?

袴田さん:宇宙開発は、日本や欧米の分野が進んでいて、インドは開発途中という印象を抱く人が多いのですが、「Team Indus(チームインダス)」を訪れた時、非常に良い印象を受けました。120人のチームがしっかり機能していて、さらに開発が進むリアルなところにきていると感じました。

スリダーさん:HAKUTOは世界最高峰の技術を持っている。インドと日本は様々な分野で強い連携をしています。ですから、宇宙でも連携を取る必要があると思いました。宇宙分野では国家間で既に繋がりがありますが、民間企業同士でもコミュニケーションをとりつつ、最後のフロンティアである宇宙を目指して進んでいきましょう。

---:優勝すると思うチームは。

袴田さん:HAKUTOが優勝すると思っているが、今回の月面レースは争い合いながらお互いの能力を高めていくレースになっています。どのチームが優勝してもおかしくない。どのチームが勝っても、皆の優勝だと思っています。どちらが勝ってもいい。実現することによって更に大きな未来が開けていく。いかにそのプロセスを楽しむか。今後も色々と協力して宇宙産業を盛り上げていきたい。

スリダーさん:インダスがこの月面レースに参加したきっかけも、このレースを協力的な競争と捉えたからです。参加するチームすべてが協力しつつ競争する。しかし、そうはいっても月面に降り立った後はインダスチームが勝つと信じています。

---:レース後のビジョンは?

袴田さん:このレースは最初の一歩でしかない。このレースによってより大きな未来が開けていきます。月面探査を今後も継続的に続けていきたい。月面に水資源を開発し、宇宙に経済圏を作ることも目指しています。「人間が宇宙に生活圏をつくる」というミッションがあります。

スリダーさん:月面レースのあとも、人工衛星やドローンビジネスを立ち上げたい。また、この月面レースで得た経験をプラットフォームにして、宇宙業界の問題を解決していきたいと思っています。アジアが宇宙開発のキーロケーションになると思っていますし、アジアの問題をアジアの中で解決していきたいし、世界中の問題もアジアを中心に解決したい。

当日はHAKUTO月面探査ローバー『SORATO』と、チームインダス月面探査ローバーのデモンストレーションも開催された。

《大日方航》

編集部おすすめの記事

page top