拳四朗と父、世界王者獲得へ意気込み「圧勝できるボクシングがしたい」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

拳四朗と父、世界王者獲得へ意気込み「圧勝できるボクシングがしたい」

スポーツ 短信
世界タイトルマッチに挑戦する拳四朗(2017年4月3日)
  • 世界タイトルマッチに挑戦する拳四朗(2017年4月3日)
  • 世界タイトルマッチに挑戦する拳四朗(2017年4月3日)
  • 世界タイトルマッチに挑戦する拳四朗の父でB.M.Bジム会長の寺地永(2017年4月3日)
  • 世界タイトルマッチに挑戦する比嘉大吾(左)、村田諒太(中央)、拳四朗(2017年4月3日)
  • 世界タイトルマッチに挑戦する比嘉大吾(左)、村田諒太(中央)、拳四朗(2017年4月3日)
  • 『ボクシングフェス2017 トリプル世界タイトルマッチ』記者会見(2017年4月3日)
父と二人三脚でボクシングの道を歩んできたWBC世界ライトフライ級4位の拳四朗(B.M.B)が4月3日、「絶対勝って世界チャンピオンになる」と世界タイトルマッチ挑戦を発表した。

東京都内で行われた『ボクシングフェス2017 トリプル世界タイトルマッチ』記者会見で力強く語る拳四朗は、当初4月2日に日本タイトルマッチを予定していた。世界挑戦のために王座を返上し、照準を5月20日の世界タイトルマッチに変更した。試合予定があったため現在のコンディションも「バッチリ!」と自信を見せるが、「もっと仕上げていきたい」とさらなる向上に励む。

拳四朗(B.M.B)

拳四朗の父でB.M.Bジム会長の寺地永氏は「当初、無理矢理ボクシングをさせた経緯がある」と振り返り、「中学生のころからここまで来れたのは運命を感じる。本人が頑張ってきたこともあり、このチャンスを逃さず必ず世界王者になりたいと思う。息子が世界を獲ると親子王者、これは史上初のこと。成し遂げたい」と想いを口にする。

寺地会長は元OPBF東洋太平洋ライトヘビー級チャンピオンだ。拳四朗も2016年8月に東洋太平洋ライトフライ級王座を獲得している。

対戦相手となるWBC世界ライトフライ級チャンピオンはガニガン・ロペス(メキシコ)だ。プロ戦績34戦28勝(17KO)6敗で35歳のベテランは、2016年3月に王座を獲得した。

ロペスのビデオを繰り返し観ている寺地会長は「それほどパンチはないが左右に足を使うのが特徴なので、とらえにくいボクサー」と分析し、「そこをいかに攻略するかこれから考えていく」と話す。

B.M.Bジムの寺地永会長

2014年8月、22歳でプロとしてリングに立ってから9戦全勝(5KO)。拳四朗は父と歩んできた足跡に新たな歴史を刻みに、有明コロシアムの大舞台に立つ。

「ジャブをバシバシ当てていきたい。パンチを当てて、僕はパンチをもらわないような圧勝できるボクシングがしたい」

ボクシングフェス2017 トリプル世界タイトルマッチでは、WBA世界ミドル級王座決定戦・村田諒太(帝拳) vs アッサン・エンダム(フランス)、WBC世界フライ級タイトルマッチ・比嘉大吾(白井・具志堅) vs ファン・エルナンデス(メキシコ)も行われる。
《五味渕秀行》

編集部おすすめの記事

page top