ライザップは「結果にコミット」するために何をしているのか? | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ライザップは「結果にコミット」するために何をしているのか?

スポーツ まとめ
ライザップは「結果にコミット」するために何をしているのか?
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RIZAP株式会社(以下、ライザップ)が、2017年2月3日に国内100 店舗を突破した。

2012 年 2月に 1 号店をオープンして以来、「結果にコミットする。」をコンセプトに一世を風靡してきたライザップ。香取慎吾さんや森永卓郎さんなど、幅広い分野の著名人がボディメイクに挑むCMも印象的だ。

しかし、このライザップがどんなカリキュラムでトレーニングを進めているのかは、あまり知られていない。「結果にコミットする。」ためのカリキュラムとは、一体何なのだろうか。今回CYCLE編集部は、その実態を探るべく体験取材を行った。

まず、ライザップトレーニングを受講してみようと思い立った人は、無料のカウンセリングを受けることになる。過去の運動経験やダイエット経験、普段の食事内容、「理想の体型を手に入れたら何をしたいか?」などを問われる。





そのあと、現在の身体状態、部位の分析、基礎代謝量などをはかる運びとなる。週2回、2ヶ月程度の期間を想定した、16回コースがスタンダードなプランだ。(29万8000円+入会金5万円 ※税別)

ライザップが多くのジムと異なる点のひとつは、一人ひとりに専属のトレーナーがつくことだ。ゲストの身体の状態などを、ひとりのトレーナーが詳細に把握できることで、ゲストの体調に合わせたプログラムを毎度提供することができる。

徹底した食事管理も特徴的だ。トレーニング初日は食事指導に多くの時間を割く。その後、ゲストはライザップの会員限定アプリを通してトレーナーへ毎食の中身を報告する。

トレーナーは、ゲストの各食事に対してフィードバックやアドバイスを毎日行う。ゲストがすぐに食事のアドバイスを得たい場合は、ライザップ栄養サポートセンターに常駐する管理栄養士に電話相談することも可能だ。

食事の原則は基本的にシンプル。「減量期は主食を抜いて糖質を摂らない」「タンパク質の多い食べ物を中心に食べる」「食事のボリュームは昼>朝>夜にする」「水分をしっかり摂る」といったものだ。

ライザップによると、太ってしまう原因のひとつに「糖質」があるという。糖質を摂取すると血糖値が上がりインスリンが分泌される。消費されない余剰分は体脂肪として蓄えられるのだ。

ライザップコーチングトレーナーの鈴木那智さんは、「人間の身体はエネルギーとして脂質よりも先に糖質が使われます。糖を摂っている間はその糖が優先的に使われるため、脂肪の燃焼をさせたいときには糖質を減らすことが効率的なのです」と話してくれた。

食事の内容もトレーナーが毎回指定するわけではない。ある程度の食事例やアドバイスを提供し、ゲスト各自に一定の基準の元食事を選んでもらうことが前提だ。鈴木さんは「トレーナーが持っている知識を余すことなく提供し、食事をご自身でも選んでいただけるようにしています」と明かす。

また、「食事を我慢する感覚」を極力無くせるように、低糖質だがしっかりと食べられる食事の通信販売も行なっている。

これらの食事管理指導が、ライザップの大きな特徴の一つと言えよう。

次は実際にトレーニングを体験した。

コーチングトレーナーの鈴木那智さん


「まずはベンチプレス、スクワット、ラットプルダウンなどで胸、脚、背中の大きい筋肉を鍛えます。使った筋肉を回復させる過程でエネルギーの消費が上がるので、代謝が上がっている状態になるんです」と鈴木さん。

ライザップの中でもよく行われるオーソドックスなトレーニングは、大きな筋肉から鍛える。今回は、まずベンチプレスから挑戦した。初めは重さではなく、上げるフォームを重視する。

20kgの重りを、フォームを意識して上げる編集部。肩甲骨を引き締めるのがミソ


次はスプリットスクワット。片足ずつゆっくり行う。引いている後ろ脚の角度を90度にすることがミソ。

腹筋は、上部・横・下部に分かれており、これをバランスよく鍛えることが引き締まったウエストをつくるのに効果的だという。

ボールを太ももの間に挟み、胸まで上げる。


トレーナーが付きっきりでトレーニングを見るため、シニア層でも安心・安全にトレーニングできる。

「マンツーマンでオリジナルのプログラムを組むので、例えば、重い荷物を運搬する職業のゲストに対し、仕事で重い荷物を担いだ日には、腰に負担のかかるトレーニングを減らしたりと調整します」と鈴木さん。マンツーマンレッスンを通して食事や体調の状態も把握しているため、ゲストの健康状態の確認も丁寧だ。

ライザップは現在店舗数104店舗(2017年2月末日時点)。入会金5万円(税抜)に29万8000円(税抜)で若年層からシニア層までの幅広い年代へ向け、個人に合わせたプログラム作成を続けていくという。

この価格帯から富裕層の利用が中心と思われるが、「2回目以降のお支払いより月々9,900円(税込)などの分割払いも可能なため、学生や20代の方にもご利用いただいております」という。

徹底した食事管理と、丁寧なマンツーマンレッスン、メンタル面のサポートがライザップの基本カリキュラムとなる。月並みなオチとなってしまったが、痩せるために取るべき当たり前の手段を3日坊主にさせずきちんと実行させるところに、ライザップの強みがあるのだろう。
《大日方航》

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